プレスカンファレンス~「チャンピオンシップはクレイジーだ」

ミサノ2の開催を前日に控えた中、ドビツィオーソ、ミル、ロッシ、モルビデッリ、バグナイア、エスパルガロ兄が共同会見に出席。

第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPプレスカンファレンスは17日、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリのプレスカンファレンスルームで行われ、総合1位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合4位のジョアン・ミル、総合7位のバレンティーノ・ロッシ、総合7位のフランコ・モルビデッリ、総合14位のフランチェスコ・バグナイア、総合16位のアレイシ・エスパルガロが出席した。

アンドレア・ドビツィオーソ
「チャンピオンシップはクレイジーだ。誰もが浮き沈むがある。これが非常に均衡している原因。現時点で、このポジション(総合1位)にいることが嬉しいけど、闘うために一歩前進する必要がある。火曜のテストは本当に良かった。2つの目標が、両方とも達成したことが本当に嬉しい。すごく上手く走れ、どこのコーナーで上手く走れていないのか理解した。上手く走ることができたから、リラックスしている。良い手段で僕を助けてくれるようにセットアップを変更して、幾つかのこと、新しいパーツにトライして、少し良くなった。全体的に、フィーリングは日曜より良いけど、多くのライダーたちが特にミサノ1の後で本当に速い。どうなるか見てみよう。」

「このカテゴリーで、予選で本当にグッドなラップをマークすることは常に難しい。非常に重要だけど、現時点でそれが大きな問題ではない。多くのレースで十分に速く走れなかった。今よりも強くなることが非常に重要だ。例えば、レースの序盤はペッコ(バグナイア)と一緒に走り、表彰台の可能性があったけど、スピードがなかった。テストの終わり方が嬉しい。試したことが真実かどうかを見てみよう。」

「このチャンピオンシップで、チャンピオンシップを闘うためには、全てをしなければいけない。ストリートバイクを走らせることは、本当に異なり、トラックのトリックを理解することはできないけど、少しだけ理解することができ、より良い手段で始めることができることから、(ポルティマオのテストに)参加することにした。」

ジョアン・ミル
「速くなるために何かを見つけることは非常に難しい。このトラックで多くの周回を重ね、より戦闘的になるために、コンマ1秒、2秒を稼ぐために何かを見つけることは簡単ではないけど、僕は嬉しい。バイクへの自信が一歩高まったと思う。少しだけ上手く走ることができる。もしかしたら、速くないかもしれないけど、上手く走ることができる。これは良い改善であり、テストに満足しているから、レースの序盤、もしかしたら、予選で多くのことを与えてくれるかもしれない。見てみよう。」

「テストすることはない、と誰かが言ってくれた。これははナイスなことで、面白い。チャンピオンシップでどれがベストバイクなのかを指摘することは難しい。ファビオ(・クアルタラロ)がそう言ったけど、先週末に勝ったバイクはヤマハだったから、聞いていて興味深かった。」

「僕たちはグレートなパッケージを持つ。これが重要で、多くのトラックで戦闘力がある。誰もが言うように全ての分野の改善が必要だけど、一貫性はナイスだ。」

バレンティーノ・ロッシ
「僕たちにとって、特にアカデミーのプロジェクトに関わる全ての人たちにとって、忘れられない1日となった。僕たちのライダーたちを誇りに思い、とても幸せ。もし表彰台を獲得していたら、それは歴史的な瞬間だっただろう。しかし、不運にも最終ラップにミルに抜かれてしまった。とにかく、グッドなレースだった。最初からグッドなペースを維持できたけど、最後はちょっとした問題があった。表彰台を獲得するために全てを試みて、リンスの前を維持することができたけど、ミルは僕よりも速かった。表彰台はいつも特別。それもミサノで、フランコ、ペッコと一緒なら格別だったからとても残念。今週末にもう一度チャンスがある。全員にとって難しいだろう。ライダーもバイクもより戦闘的になり、僕たちに接近するだろう。表彰台争いをしたければ、改善にトライし、さらに強くならなければいけない。」

「グッドなテストだった。僕たちは懸命に働き、沢山の周回を重ね、幾つかのことを試した。幾つかのことは良かったし、そうでないこともあった。明日のスタートに向けて、大幅に変更することはないと思う。トラックコンディションと天候が非常に重要となるだろう。」

「アカデミーのプロジェクトを開始した当初は、将来何が起こるのか分からなかった。非常にユニークなプログラムで、ペッコが2017年に初優勝を挙げたとき、アカデミーから最強のライバルが誕生すると考え始めたけど、とにかく、良いこと。僕たちは幸せ。一緒にトレーニングを積むことで、常に僕たちのレベルが向上し、一緒にレースを楽しめる。」

フランコ・モルビデッリ
「世界舞台でバレを相手にレースをすること、対決する機会があることなんて考えたことは一度もなかった。」

「正直なところ、テストが条件付けになるとは思わない。多くのライダーたちがバイクの改善とフィーリング向上に向けて、幾つかのアイテムを試す機会となったけど、週末のレースで確認しなければいけない。テストを欠場したことで大きな影響があると思わない。」

「とにかく、先週末のような良い週末になることを願う。前回のレースのレベルを再確認することが重要で、同じ場所に留まりたければ、もう少しステップアップが必要だ。もう少し癒すことが重要で、もう少し体調が良くなることを願う。」

フランチェスコ・バグナイア
「僕たちのように軽量級、中量級から最高峰クラスに昇格したライダーたちにとって、『バレと一緒に走る』と考えてしまうのは普通のこと。彼がトラックにいるのを観ると、いつも何かが違う。アイドルと一緒に成長してきたから、彼と対決するときは、いつも特別で不思議な気分。昨年は困らなかったけど、今は彼の後ろを走るときに、考えてしまう。その理由が分からないけど、もしかしたら、バイクの快適さを感じているからだろう。モーターランチで走っているように対決し、あまり考えないように努めている。不思議なことだけど、今は彼がドビや他者のように感じるようになった。」

「テストで試したことは1つだけ。それは将来に向けて、グッドなポテンシャルとなると思う。現時点では、スタンダードのセッティングに集中し、それ以外のことはドゥカティに任せている。グリップが正しく、コンディションは最高だったから、ものごとを理解することが難しい。全員がすごく速かった。脚を休めるために、休憩時間前にテストを切り上げた。今週末は、より準備が整っていると思う。レースで何ができるのか分かっている。問題なし。」

アレイシ・エスパルガロ
「当然、13位に喜ぶことはできないけど、レースを分析すれば、2018年と2019年よりも20秒以上も速く、3連戦で表彰台を獲得したKTM勢と同じグループでバトルをした。」

「チャンピオンシップのリーダーにも非常に接近している。これはパフォーマンスとバイクのレベルは向上しているという意味。昨シーズンと比較すれば嬉しいけど、このカテゴリーのレベルは非常に高く、残念なことに、ポジションを良くすることで、バイクが優れていることを証明する必要があるけど、僕たちは一歩前進している。」

「そのための計画を運営することは簡単ではない。次戦に向けて、自分のレベルを向上させるための小さな仕事が沢山あったけど、アプリリアはバイクの改善と2021年型の方向性を理解することを考えている。僕たちは来シーズンに向けて、バイクを変更させ、改善させることができる唯一のメーカーだ。」

「つまり、妥協案だった。新しいアイテムにトライして、新しいバイクを理解するために異なるコンフィギュレーションを試しながら、沢山の周回を重ねることに費やしたから、今週末に向けて、大幅な変更も大きなニュースもないけど、将来に向けて幾つかのことを理解した。」

VideoPass(ビデオパス)』では、第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPのフリー走行1から全セッションを完全網羅の生中継で配信

 

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