決勝レース:ペトルッチが今季初のウェットレースを制す

マルケス弟が初表彰台獲得。中上7位、クアルタラロ9位、ミル11位、ロッシ転倒。

第10戦フランスGP決勝レースは11日、ルマンのブガッティ・サーキットで行われ、3番グリッドのダニロ・ペトルッチが昨年6月の第6戦イタリアGP以来、22戦ぶりに優勝。当地で3年連続の表彰台を獲得して、総合14位から10位に浮上した。

スタート直前に雨が降り出したことから、スタート時間が遅れ、周回数が27ラップから26ラップに短縮。気温12度、路面温度14度のウェットコンディションの中、18番グリッドのアレックス・マルケスは、1.273秒差の2位。最高峰クラス9戦目で初表彰台を獲得すれば、8番グリッドのポル・エスパルガロは、1.711秒差の3位に入り、今季3度目の表彰台を獲得。

6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、3.911秒差の4位。9番グリッドのヨハン・ザルコは、終盤にファステストラップを連発して5位まで挽回。12番グリッドのミゲール・オリベイラは6位。

13番グリッドの中上貴晶は、5.921秒差の7位。21番グリッドのステファン・ブラドルは、2018年にホンダのテストライダーに就任してから最高位となる8位。

ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、6ラップ目に11番手まで後退したが、16.687秒差の9位。

10番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、スタート直後の3コーナーで週末2度目、今季5度目の転倒を喫して、3戦連続の転倒リタイア、4度目のリタイア。

5番グリッドのマーベリック・ビニャーレスと14番グリッドのジョアン・ミルは、1ラップ目に転倒したロッシとヤマハ機との接触を回避するためにコースアウトを強いられたが、10位と11位でフィニッシュ。

11番グリッドのフランコ・モルビデッリは、16番手走行中の17ラップ目に今季4度目の転倒。4番グリッドのカル・クラッチローは、トップグループを追走した7番手走行中の18ラップ目に今季4度目の転倒。

2番グリッドのジャック・ミラーは、スタートで1番手に飛び出して優勝争いを繰り広げたが、19ラップ目に技術的な問題が原因でリタイア。16番グリッドのアレックス・リンスは、2番手走行中の20ラップ目に週末2度目、今季7度目の転倒を喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのクアルタラロが7ポイントを加算。総合2位を維持したミルは10ポイント差。総合3位に浮上したドビツィオーソは18ポイント差、総合4位に後退したビニャーレスは19ポイント差。

次戦は3連戦の2戦目となる第11戦アラゴンGP。モーターランド・アラゴンで10月16日に初日、18日に決勝レースが開催される。

RESULTS

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