『Moto2™クラス』プレビュー~総合1位マリーニに3人が接近

バスティアニーニが15ポイント差、ベツェッキが20ポイント差、ロウズが22ポイント差。

第11戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで10月16日(金)に初日、18日(日)に決勝レースを開催。前戦フランスGPで開幕戦カタールGP以来、今季2度目の0ポイントでフィニッシュした総合1位のルカ・マリーニは、昨年4番グリッドから4位だった当地でライバルたちの挑戦を受け、アドバンテージの拡大を図る。

20ポイント差から15ポイント差に詰めた総合2位のエネア・バスティアニーニは、昨年の中量級1年目こそ24位だったが、軽量級に参戦した2016年から3年連続して3位を獲得。今季5度目の表彰台を獲得した総合3位のマルコ・ベツェッキは、軽量級時代の2年前に2位を獲得。22歳と21歳のイタリア人ライダーたちが同胞の23歳マリーニとのギャップを詰めに行く。

今季初優勝を挙げた総合4位のサム・ロウズは、5年前に3位、4年前に優勝を挙げたトラックで開催される2連戦で、1966年と1967年に連覇したレジェンド、マイク・ヘイルウッド以来となる英国人ライダーの中量級王者に向けて、イタリア勢に挑戦。

前戦の転倒リタイアで4戦連続5度目の0ポイントとなった総合5位のホルヘ・マルティン、厳しい状況が続く総合6位の長島哲太、今季まだ表彰台を獲得していない総合7位のトーマス・ルティ、タイヤ交換に時間を費やした後に最後尾から6位まで追い上げた総合8位のジョー・ロバーツ、自己最高位の2位を獲得した総合9位のレミー・ガードナー、初めてトップを走行した総合18位のジェイク・ディクソンらが優勝、表彰台を狙う。

タイムスケジュール
10月16日(金)
10時55分(17時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(22時10分): フリー走行2(40分間)
10月17日(土)
10時55分(17時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(22時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(22時35分): 公式予選2(15分間)
10月18日(日)
09時10分(16時10分): ウォームアップ走行(20分間)
12時20分(19時20分): 決勝レース(21ラップ)

過去5年間の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)+0.787秒差
3位:アレックス・マルケス(カレックス)+2.876秒差

2018年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)+1.526秒差
3位:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)+2.055秒差

2017年-ドライコンディション
優勝:フランコ・モルビデッリ(カレックス)
2位:マッティア・パシーニ(カレックス)+0.145秒差
3位:ミゲール・オリベイラ(KTM)+0.577秒差

2016年-ドライコンディション
優勝:サム・ロウズ(カレックス)
2位:アレックス・マルケス(カレックス)+3.289秒差
3位:フランコ・モルビデッリ(カレックス)+3.321秒差

2015年-ドライコンディション
優勝:ティト・ラバット(カレックス
2位:アレックス・リンス(カレックス)+0.096秒差
3位:サム・ロウズ(スピードアップ)+5.364秒差

VideoPass(ビデオパス)』では、第11戦アラゴンGPの開催前日プレスカンファレンスから決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継で配信