第11戦アラゴンGPでアレックス・リンスが今季初優勝。10戦が終了した時点でファビオ・クアルタラロ(3勝)、ブラッド・ビンダー、アンドレア・ドビツィオーソ、ミゲール・オリベイラ、フランコ・モルビデッリ、マーベリック・ビニャーレス、ダニロ・ペトルッチに続き、シーズン8人目の優勝者となり、オープニングレースから10戦までに8人の勝者が誕生したのは、史上初めて。
1949年に始まったチャンピオンシップにおいて、年間最多勝者が記録されたのは、全18戦が開催された2016年。マルク・マルケス(5勝)、ホルヘ・ロレンソ(4勝)、バレンティーノ・ロッシ(2勝)、カル・クラッチロー(2勝)、ジャック・ミラー、アンドレア・イアンノーネ、マーベリック・ビニャーレス、ダニ・ペドロサ、アンドレア・ドビツィオーソの9人が優勝。8人目は13戦目、9人目は17戦目だった。
過去、年間で8人が優勝を挙げたのは、20年前の2000年。当時は全16戦が開催され、ケニー・ロバーツ・ジュニア(4勝)、ギャリー・マッコイ(3勝)、バレンティーノ・ロッシ(2勝)、マックス・ビアッジ(2勝)、アレックス・バロス(2勝)、ロリス・カピロッシ、阿部典史、アレックス・クリビーレが優勝。8人目は11戦目だった。
表彰台記録に関しては、10戦で15人が獲得。過去最多は1976年の18人。技術規則の変更により、新たな時代の始まりとなった2002年以降では、2004年の13人を更新した。
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