ジョアン・ミルのレーシングキャリア

レギュラー参戦僅か5年目で2度目のタイトルを獲得したチャンピオンの経歴。

1997年9月1日生まれ(2019年開幕時の年齢は21歳)。出身地は、スペイン・バレアレス諸島州のパルマ・デ・マヨルカ。10歳からバイクを乗り始め、2013年から『レッドブル・ルーキーズ・カップ』に参戦。1年目は総合9位、2年目はホルヘ・マルティンとのタイトル争いを繰り広げ、3勝を挙げて総合2位に進出。

2015年は『Moto3™ジュニア世界選手権』に初参戦すると、デビュー戦で優勝。4勝を挙げて総合4位に進出し、負傷代役として『Moto3™クラス』にデビューした第16戦オーストラリアGPでは、転倒リタイアを喫したが、トップグループ内で走行。

2016年、所属していたレパード・レーシングからチーム内の昇格という形で世界舞台への参戦を開始。第10戦オーストリアGPで初のポールポジションから初優勝を挙げ、総合5位と新人王を獲得すると、KTMからホンダに乗り換えた2年目には、10勝を含む13度の表彰台を獲得して、チャンピオンに輝く。

2018年は、エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSから『Moto2™クラス』に初参戦。4度の表彰台を獲得して、総合6位と新人王を獲得。

参戦を開始してから4年目の2019年、2018年6月11日に2年契約を締結したスズキのファクトリーチーム、チーム・スズキ・エクスターから『MotoGP™クラス』への参戦を開始。第10戦チェコGP後のオフィシャルテストで転倒した際の肺挫傷が原因で2戦に欠場したが、復帰してからは、7戦連続してポイント圏内に進出。1年目は総合12位。

2020年5月2日、最高峰クラス2年目のスタート前に契約を更新。契約期間を2年延長して、2022年末までスズキに所属することが決定すると、第5戦オーストリアGPで2位。初表彰台を獲得すると、最高峰クラス29戦目となった第13戦ヨーロッパGPで初優勝。

第14戦バレンシアGPで7位フィニッシュ。最高峰クラス2年目でタイトルを獲得し、スズキのライダーとしては、レジェンド、ケニー・ロバーツ・ジュニア以来20年ぶり、6人目のチャンピオンに輝いた。

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