最終戦ポルトガルＧＰは、チャンピオンシップ初開催地となるポルティマオ・サーキットことアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで１１月２０日（金）に初日、２２日（日）に決勝レースを開催。前戦バレンシアＧＰでタイトル獲得に成功したジョアン・ミルがチャンピオンとして初登場する。
注目は総合２位争い。前戦で今季３勝目を挙げて総合２位に浮上したフランコ・モルビデッリを中心にモーターランド・アラゴンとサーキット・リカルド・トルモで最多ポイントを稼いだ総合３位のアレックス・リンス、シーズンのラストレースを良い形で締め括りたい総合４位のマーベリック・ビニャーレス、総合５位のファビオ・クアルタラロ、総合６位のアンドレア・ドビツィオーソ、連続表彰台で総合７位に浮上したポル・エスパルガロの６人が総合２位を狙う。
６人中５人は、６週間前に当地を訪れ、市販車の使用が許可されたテストに参加すれば、ホームレース直前のテストを不参加したクアルタラロは、『Moto3™シュニア世界選手権』の参戦でレース経験があり、２０１４年にポールポジションから優勝。２０１５年はミルがポールポジションから優勝を挙げていた。
来季ヤマハのテストライダーに就任することが決まったカル・クラッチローは、２００９年に『スーパースポーツ世界選手権』、２０１０年に『スーパーバイク世界選手権』に参戦した際に当地でのレース経験があり、ダニロ・ペトルッチは『スーパーストック６００』と『スーパーストック１０００』、モルビデッリは『スーパーストック６００』の参戦で走行経験がある。
地元出身のミゲール・オリベイラは走行経験があり、誰よりもトラックの特徴を把握。リンスは、緒戦のスペインＧＰ前にトレーニングの一環として当地を訪れていた。 総合２位争いと共に注目があるのは、モルビデッリとクアルタラロの『インディペンデントライダー』、ブラッド・ビンダーとアレックス・マルケスの『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』、クアルタラロとビニャーレスの『BMW M Award（ＢＭＷ・Ｍ・アワード）』争い。
チーム部門はチーム・スズキ・エクスターが初タイトルを獲得すれば、コンストラクター部門はスズキ、ドゥカティ、ヤマハの三つ巴の争い。
そして、ドビツィオーソとクラッチローにとっては、レギュラーライダーとしてのラストレースになり、ティト・ラバットの去就に注目が集まる。
タイムスケジュール
１１月１９日（木）
１４時４５分（２３時４５分）： 年間優勝者写真撮影会
１７時００分（０２時００分）： プレスカンファレンス
１８時００分（０３時００分）： シーズンレビュープレスカンファレンス
１１月２０日（金）
１０時１０分（１９時１０分）：フリー走行１（７０分間）
１４時００分（２３時００分）：フリー走行２（７０分間）
１１月２１日（土）
０９時５５分（１８時５５分）：フリー走行３（４５分間）
１３時３０分（２２時３０分）：フリー走行４（３０分間）
１４時１０分（２３時１０分）：公式予選１（１５分間）
１４時３５分（２３時３５分）：公式予選２（１５分間）
１６時１５分（０２時００分）： BMW M Award-年間予選最速者授賞式
１７時００分（０２時００分）： 公式予選-プレスカンファレンス
１１月２２日（日）
１０時００分（１９時００分）：ウォームアップ走行（２０分間）
１４時００分（２３時００分）：決勝レース（２７ラップ）
１５時３０分（２４時３０分）： チャンピオン写真撮影会
１６時００分（０１時００分）： 決勝レース-プレスカンファレンス
１８時３０分（０３時３０分）： 年間表彰式