『eSport』~開催5年目は大会規模を大幅拡大

タイムアタック方式のプロドラフトとレース方式のグローバルシリーズを開催。

MotoGP™ eSport Championship (eスポーツ)』は、ドルナスポーツのパートナーであるイタリアの『Milestone(マイルストーン)』が開発するオフィシャルビデオゲームを利用したエレクトロニックスポーツのチャンピオンシップ。初開催の2017年以降、動画は8千万回の再生数、3.38億回のインプレッション、1千万回のエンゲージメントを記録し、50%の視聴者は13歳から24歳のファンで占められている。

昨年は世界16の放送局が中継。イギリスの『STA Group』が国際的にスポーツ関連で最も科学技術が優れたプロジェクトに選出され、カテゴリー別に表彰する『Sport Technology Awards(スポーツテクノロジーアワード)』の『Use of Esports by a Sports Brand(スポーツブランドによるeスポーツの使用)』部門にノミネートされた。

開催5年目を迎える2021年は、昨年に引き続き、オンラインによる『Pro Draft(プロドラフト)』から大会が始まる。

『プロドラフト』は、3月18日から4月11日まで、タイムアタック形式で全4戦を開催。参加希望者は、ミック・ドゥーハン、ウェイン・レイニー、ケビン・シュワンツ、ワイン・ガードナー、アレックス・クリビーレ、マックス・ビアッジ、アレックス・バロス、ジェレミー・マッコイ、ケーシー・ストーナー、ダニ・ペドロサ、ホルヘ・ロレンソ、宇川徹らチャンピオンシップの歴史を刻んだライダーとマシンを投票で選出。最多票を獲得したライダーとマシンを使用し、『Draft Selection(ドラフトセレクション)』に進出する22名を決定する。

『ドラフトセレクション』には、若い才能を発掘、育成するために昨年の初開催された『Rising Stars Series(ライジングスターシリーズ)』から勝ち上がった3名が加わり、計25名が参加。最高峰クラスに参戦する11チームが次のラウンドとなる『Global Series(グローバルシリーズ)』に起用するゲーマーを選択する。

『グローバルシリーズ』は、5月28日から11月12日まで、レース形式で全4戦を開催。『MotoGP™世界選手権』の併催として、イタリアGP、オーストリアGP、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP、バレンシアGPで実施され、各2レースが行われる。

現時点では、サーキット内に設置する特設ステージでの開催を予定しているが、新型コロナウイルスの感染状況に依存する。

今年もチャンピオンシップのパートナーである『BMW M』からスペシャルプレミアムが準備され、昨年は『BMW M235i xDrive Gran Coupé』(車両本体価格665万円)が優勝者に贈呈された。

MotoGP eSport_Structure_2021