「大きな負傷から復帰しても、マルケスはチャンピオン候補」

オンライン会見でタイトル防衛に向けた課題を説明。ゼッケン番号は2月12日に発表。

チーム・スズキ・エクスタージョアン・ミルは3日、チームが主催したメディア向けのオンライン会見に出席。タイトル防衛に挑む最高峰クラス3年目の課題と注目が集まるゼッケン番号、チームから離脱したダビデ・ブリビオに関する質問に答えた。

「チャンピオンシップを支配したい。そのために僕は毎日闘っている。昨年は非常に一貫性があることを証明した。多くの場面で冷静さを保ち、気を引き締めるとき、緩めるときが分かっていた。まだ、もっと速いライダーになれると思う。特に予選とレース序盤。そこの改善に取り組もう。それがカギだ。」

「外から見れば、1列目、2列目からスタートせずにタイトルを獲得したことは大きなメリットがあると思う。この分野を改善できれば、1ラップ目から優勝争いができるだろう。それが必要だ。」

「ゼッケン1は見栄えが良く、選ぶことができない。これがポジティブなこと。ゼッケン36は世界舞台に進出するまでに使用して、今までのところ、2つのタイトルを一緒に獲得した。仕事を一緒にしてきた番号でもあることからポジティブなんだ。常に使用する番号であり、いつでも選ぶことができる。2月12日に今シーズンに使用するゼッケン番号を発表しよう。」

「1年で唯一のバケーションとしてテネリフェ島に滞在中に、ダビデから電話があった。休暇中にも関わらず電話を出てみると、続けないと言った。信じられず、冗談だと思った。ショックを受けた後、僕たちは話し始め、F1でプロジェクトがあると説明してくれた。適切な時期だと思った。」

「ダビデはスズキがチームとして機能する状態で去ると言った。僕は同意する。チームは前進する能力がある。拒否したり、誰かを代替に指名するつもりもないけど、スズキ内には余裕をもって仕事をしてくれる人がいると思う。彼らと佐原さんを信頼している。」

右上腕骨の骨折で昨シーズンを欠場したマルク・マルケスの復帰については、「怪我からの復帰はすごく苦労する。もしそれが他のライダーなら、厳しくなることに疑わない。少しずつ感触を取り戻して行くことになるけど、マルクの場合、最初のレースから勝利を挙げるために出走することができるかもしれない。最初から勝利に向けて走ることに驚かない。8度のタイトルを獲得した後で、たえそれが大きな負傷からの復帰だとしても、チャンピオン候補であることが相応しい。」

「現時点でチャンピオンの最有力候補だと思える唯一のライダーはマルクだけ。戻って来ると思う。100%なのかどうかわからないけど、戻って来たら、最初から戦闘力があることに疑わない。彼は豊富な経験があり、彼のチームの戦闘力は非常に高い。破ることが非常に難しいライバルだけど、その位置にいられるようにトライしよう」と、マルケス兄との対決を楽しみにしていることを語った。

チーム・スズキ・エクスターは、今月12日にチーム発表会を開催。ジョアン・ミルとアレックス・リンスが2021年のカラーリングを公開する。

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