ドルナスポーツは11日、IRTA国際ロードレーシングチーム連盟と最高峰クラスに参戦するインディペンデントチームとの間で、2022年から2026年までの参戦に関して合意したことを発表。新たな5年契約を締結した。
ドルナスポーツが『MotoGP™世界選手権』の商業権を所有した1992年から30年近くに渡って、FIM国際モーターサイクリズム連盟、IRTA国際ロードレーシングチーム連盟、MSMAモーターサイクルスポーツ製造者協会と共同でチャンピオンシップを開催。
今回、ドルナスポーツは、競技の平準化を目的に競技面及び財政面の支援を強化するために、国際ロードレーシングチーム連盟との間で通算7度目となる契約を締結。同時に、国際ロードレーシングチーム連盟とインディペンデントチームは、通算2度目となる5年契約を更新した。
インディペンデントチームの成長と成功は、現代のスポーツが享受する記録的な競争レベルの基礎であり、2020年には過去最多タイに並ぶ9人が優勝を挙げ、インディペンデントチームが定期的に表彰台及び優勝争いを繰り広げるなど、グリッドの同等性は歴史的なレベルに到達。
国際ロードレーシングチーム連盟は、メーカーのパフォーマンスの同等性とインディペンデントチームの競争面の観点から、チャンピオンシップの競技レベルを高める上で重要な役割を果たしてきた。2020年だけでも、5メーカーが表彰台を獲得。9チームがポディウムフィニッシュを果たし、そのうちの4チームはインディペンデントチームだった。さらに、2チームは優勝を収め、14戦中8勝を挙げることに成功した。
国際ロードレーシングチーム連盟は、『MotoGP™クラス』の成功において不可欠な存在であり、競技として、また最高峰クラスへの道として、『MotoGP™世界選手権』の本質的な部分である『Moto2™クラス』と『Moto3™クラス』の継続的な成功も不可欠であり、中量級及び軽量級に参戦するチームとの契約は毎年更新されているが、この5年間の延長により、『Moto2™クラス』と『Moto3™クラス』の将来と財政的な支援が強化される。
国際ロードレーシングチーム連盟の役割は、運営とロジスティクス、そして、パドックで従事する全ての関係者がより安全で、清潔で、効果的なスペースの保証にも及ぶ。
今回の三者間の合意により、全ての関係者が可能な限り最高のチャンピオンシップの開催に向けて努力する中で、多面的な協力が少なくてもさらに5年間の成長が続くことが保証されることになった。
カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「国際ロードレーシングチーム連盟及びインディペンデントチームとの5年契約を発表できることは、これ以上にないほど嬉しいです。これまでに達成してきたことを誇りに思い、コラボレーションの継続を期待します。」
「『MotoGP™』をスタートさせたとき、最初に取り組んだことの1つは、国際ロードレーシングチーム連盟との緊密な協力関係を始めることでした。競争の歴史的なレベルとスポーツへの関心は、我々が共有できることを誇りに思っている成果です。インディペンデントチームがますます力をつけている姿を見ることは大きな喜びであり、さらに高いところへ押し上げて行くために、少なくてもさらに5年間一緒に働けることを期待します。」
「マイク・トリンビーとエルベ・ポンチャラルに個人的に感謝の意を表したいです。彼らのチャンピオンシップとスポーツへの貢献は大変貴重であり、関係はこれ以上良くなることはありません。」