アレイシ・エスパルガロがヘレスで37秒台

ブラドル、ペドロサ、カリオ、サバドーリがドライコンディションの中で走行。

アプリリア、KTM、HRCの合同テストは16日、第4戦スペインGPの開催地ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで2日目が行われ、アレイシ・エスパルガロが最速時計を記録。路面温度が50度以上に上昇した昨年7月の第2戦スペインGPと第3戦アンダルシアGPの公式予選1で記録した週末のベストタイム(1分37秒940と1分37秒885)を非公式ながら更新した。

1日目の気温20度から2日目には21度まで上昇したドライコンディションの中、エスパロガロ兄とテストライダーのロレンソォ・サバドーロは、初日こそ2台を使用したが、2日目からは新型のプロトタイプマシン『RS-GP』に専念し、昨年の課題だった信頼性と空力のテストを中心にテストプログラムを消化。

11月に1度、12月に1度、1月に2度のテストを当地で実施したステファン・ブラドルは、積極的に周回を重ねて初日に73ラップ、2日目に77ラップを周回。開発に必要なデータを収集すれば、コンセッションの優遇措置から外れるKTMは、ダニ・ペドロサとミカ・カリオを招集し、開幕戦カタールGPの際に封印されるエンジンを中心としたプログラムに取り組んだ。

1日目
1. ステファン・ブラドル(ホンダ):1分38秒968(73ラップ)
2. アレイシ・エスパルガロ2(アプリリア):1分38秒975(27ラップ)
3. アレイシ・エスパルガロ1(アプリリア):1分39秒196(33ラップ)
4. ダニ・ペドロサ(KTM):1分39秒209(69ラップ)
5. ロレンソォ・サバドーロ1(アプリリア):1分40秒679(50ラップ)
6. ロレンソォ・サバドーリ2(アプリリア):1分42秒385(8ラップ)

2日目
1. アレイシ・エスパルガロ1(アプリリア):1分37秒747(42ラップ)
2. ステファン・ブラドル(ホンダ):1分38秒289(77ラップ)
3. ダニ・ペドロサ(KTM):1分38秒607(50ラップ)
4. ロレンソォ・サバドーロ1(アプリリア):1分39秒869(50ラップ)

ベストレースラップ:1分38秒051(2019年マルク・マルケス)
オールタイムラップレコード:1分36秒584(2020年マーベリック・ビニャーレス)