グレシーニ・レーシングのチームオーナー兼チームマネージャーのファウスト・グレシーニは22日、新型コロナウイルス感染症による肺炎が原因で12月27日から入院していたイタリア・ボローニャ市内の病院で死去。享年60歳。
1983年から1994年まで12年間『125ccクラス』に参戦したイモラ出身のグレシーニは、通算132戦に参戦し21勝、47回の表彰台、17回のポールポジション、13回のファウステストラップを獲得。
1985年と1994年にはチャンピオンに輝き、1986年から1987年にかけて11連勝を達成。レジェンド、アンヘル・ニエトに並ぶ軽量級の史上最多連勝タイを記録した。
引退後の1997年に自らチームオーナーとなりグレシーニ・レーシングを設立。2001年に故・加藤大治郎が『250ccクラス』を制覇。2010年にトニ・エリアスが『Moto2™クラス』、2019年にマッテオ・フェラーリが『MotoE™ワールドカップ』の初代チャンピオンに輝き、2018年にはホルヘ・マルティンが『Moto3™クラス』のタイトルを獲得。
2021年シーズンは、最高峰クラスにアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ、中量級にフェデラルオイル・グレシーニ、軽量級にはインドネシアン・レーシング・チーム・グレシーニとして3クラスへの参戦が予定されている。
ドルナスポーツの最高経営責任者カルメロ・エスペレータは、「ファウストを失ったことを深く悲しんでいます。彼は大変良い友人であり、とても愛していました。彼の状態に関するニュースを注意深く見守り、入院しているときでさえ彼と話すことができたのは幸運でした。彼の家族、友人、そしてチームのメンバーに心からお悔やみ申し上げます」と語った。
The news we would have never wanted to give, and that unfortunately we are forced to share with all of you. After nearly two months battling against Covid, Fausto Gresini has sadly passed away, few days after turning 60. #CiaoFausto❤️ pic.twitter.com/mHMsDgunmb
— Gresini Racing (@GresiniRacing) February 23, 2021