『MotoE™ワールドカップ』~開催3年目に向けて始動

大久保光が電動二輪車を初試乗。ヘレス・サーキットで今年最初のテストがスタート。

『Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』は2日、開催3年目となる2021年シーズンに向けて、2年連続のオープニングラウンド、開幕戦スペイン大会の開催地に指名されたヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで3日間のテストがスタートした。

好天候の恵まれ、気温が21度まで上昇したドライコンディションの中、参戦2年目に総合5位に進出したマッティア・カサデイは負傷により欠場したが、レギュラー参戦を予定する17人が集結。10時、13時、16時から各30分間のセッションが実施され、昨年当地で開催された第2戦アンダルシアGPでポール・トゥ・ウインを決めた総合3位のドミニケ・エガーターが初日総合1番手に進出した。

初日総合2番手には、昨年の開幕戦スペインGPで全セッションを制して優勝を挙げた総合7位のエリック・グラナドが進出。初日総合3番手は参戦2年目を迎える総合12位のアレッサンドロ・ザッコーネ。

前王者マッテオ・フェラーリは、最初のセッションで転倒を喫したが初日総合5番手。現王者ジョルディ・トーレスは初日総合7番手。

新加入は9人。『MotoGP™クラス』に参戦経験があり、世界耐久選手権に参戦していたヨニー・エルナンデェス、スーパースポーツ世界選手権からコランタン・ペロラーニと大久保光、『FIM CEV Repsol』のストック600からフェルミン・アルデグエル、スペイン選手権からミゲール・ポンス、イタリア選手権からアンドレア・マントヴァーニとケビン・ザンノーニ、ポルトガル選手権からアンドレア・ピレス、アイスレースから転向してきたジャスパー・イウェマがミシュランのタイヤを装着したエネルジカ製の電動二輪車『Ego Corsa(エゴ・コルサ)』を初試乗。

4月5日に16歳の誕生日を迎える最年少のアルデグエルは、新人勢最高位となる初日総合4番手に進出すれば、大久保は25ラップを周回して初日総合11番手だった。

今年最初のテストは4日まで開催。4月12日から当地で2度目のテストが予定されている。

Jerez MotoE™ Official Test
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