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2021-03-07
By motogp.com

「限界を見極めるまでプッシュしよう」

課題はフロントエンドの理解。ステファン・ブラドルのデータを分析し、限界を追求。

レプソル・ホンダ・チームポル・エスパルガロは、テストデビューとなったオフィシャルテスト1日目を終え、ホンダ機『RC213V』の第一印象を語り、フロントエンドの限界を追求する意向を説明した。

「僕たちは直ぐにトラックに飛び出し、誰よりも多くの周回を重ねた。タイヤの本数制限があることから、初日に使用するタイヤがなくなってしまったけど、交換が必要になったり、何かの原因で可能な限り周回が完了できなくなってしまう場合に備えて、直ぐに走行を始めたかった。」

「今日の限界だったと思うけど、例えばステファン、アレックス、タカのようにバイクをしっかり把握していないことから、最大限に活かすことは難しい。明日は良くなるだろう。今は特にフロントエンドを理解する過程にある。もっと学びたい。トップから1秒差、最低でもホンダ勢のトップから1秒差で終われたことは、初日としては悪くないと思う。それでも、自分を最大限に要求する。テストでは他のホンダ勢のレベルで終わりたいから、全力で仕事に取り組もう。明日の改善に向けて、計り知れないほどの膨大な情報がある。明日の準備のために今夜も働くつもりだ。」

「今のところ、アイデア通りに進んでいる。今までにサーキットで働く時間があまりなかったから、どのように機能するのか全てを学んでいるところ。正直なところ、マルクが勝ち、他のライダーたちは1年目に苦戦したことから、トップに位置するのか、ボトムに位置するのかを考えることは不可能だった。少しニュートラルな感じで到着することを望み、何が起こるかを期待していなかった。初日はポジティブだったと思うけど、疑いなく、改善には走り込みが必要。特にフロントエンドと新品タイヤ。18ラップを周回したタイヤでほぼ同じタイムだった。自信が不足している。他人と比較して自信が欠けている。明日は今日よりもフィーリングが良いだろう。」

「最も速い1人であり、このバイクに対して僕によりも大きな自信を持つステファンのデータを分析することに焦点を合わせた。それは特にフロントエンド。幾つかのポイントでは、似たような走りをしているけど、多くのところで大きくタイムを失っている。彼は僕よりもバイクの限界を良く把握している。例えば、タイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すのに多くの周回を必要としない。僕の場合は7ラップ目。18ラップ目にも同じタイムを繰り返した。明日はもっとプッシュしよう。限界に接近しよう。バイクの限界を超えて転ぶまで続けよう。」

「疑いなく、複雑なバイクだけど、複雑でないバイクがあるだろうか。プロトタイプマシンに素早く順応しなければいけない。僕にとっては、ホンダ機よりもコーナリングを必要とするバイクの方がもしかしたらもっと複雑かもしれない。複雑になるのは、ライダーのライディングスタイルに依存すると思う。今日、ライディングスタイルは非常に確立され、バイクのスタイル、またはDNAも確立されていることから、バイクにフィットすれば、それほど複雑にならず、フィットしないライダーよりも複雑にはならない。」

「ステアリングが閉じたときにフロントエンドの限界を感じるだけで、初日にカミカゼになって限界を追求しない限り、ある程度の時間が要求される。エンジンの動作は大きく異なる。KTMと比較することはできない。低回転と高回転の両方でパワーデリバリーの手段が異なり、パワーそのものを比較することは非常に難しい。時速310㎞/hで走っているときに、速いのか、そうでないのかを知ることは非常に難しい。メーターが搭載されていない」と、ホンダ機の印象と今後の課題、KTM機との比較を説明した。

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