決勝レース:ファビオ・クアルタラロが2連勝

トップ7に6メーカーが進出。復帰戦となったマルケス兄は7位、中上10位

第3戦ポルトガルGP決勝レース(周回数25ラップ)は18日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、ポールポジションのファビオ・クアルタラロがリアにハードタイヤを装着してフリー走行4とウォームアップ走行を再現させるリズムを刻んで優勝。昨年7月の第2戦スペインGPと第3戦アンダルシアGPに続き、2度目の2戦連続優勝、最高峰クラスで5勝目、キャリア通算6勝目を挙げ、ヤマハに2010年以来となる開幕から3連勝をもたらした。

気温25度、路面温度41度のドライコンディションの中、11番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは4.809秒差の2位。昨年9月の第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来となる自己最高位タイを獲得すれば、9番グリッドのジョアン・ミルは4.948秒差の3位に入り、昨年11月の第13戦バレンシアGP以来となる表彰台を獲得。

5番グリッドのフランコ・モルビデリは、昨年3位を獲得した当地で今季の最高位となる4位。15番グリッドのブラッド・ビンダーと7番グリッドのアレイシ・エスパルガロも今季の最高位に進出。

昨年7月の第2戦スペインGP以来の復帰レースとなった6番グリッドのマルク・マルケスは、1分40秒台のペースで周回を重ねて13.208秒差の7位フィニッシュ。

13番グリッドのアレックス・マルケスは、2戦連続の転倒リタイアを喫した後に8位。16番グリッドのエネア・バスティアニーニは初のシングルフィニッシュ。

フリー走行2でハードクラッシュを喫した21番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目に14番手まで浮上した後、高い集中力を維持して23.676秒差の10位。今季初めてポイント圏内に進出すれば、12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスはスタートで19番手まで後退した後11位まで挽回。

8番グリッドのルカ・マリーニは自己最高位の12位。18番グリッドのダニロ・ペトルッチ、19番グリッドのイケル・レクオナ、20番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリは今季初めてポイント圏内に進出。10番グリッドのミゲール・オリベイラは、15番手走行中の6ラップ目14コーナーで今季初転倒を喫した後、最後まで走り切って最後尾の16位でゴール。

2番グリッドのアレックス・リンスは、2番手走行中の18ラップ目5コーナーで今季初転倒。3番グリッドのヨハン・ザルコは、3番手走行中の20ラップ目10コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。ウォームアップ走行で1番手に進出した4番グリッドのジャック・ミラー は、6番手走行中の5ラップ目3コーナーで今季3度目の転倒。14番グリッドのポル・エスパルガロは、4ラップ目に最後尾に後退した後、ピットボックスに戻ってリタイアを決断。17番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、11番手走行中の15ラップ目11コーナーで今季初転倒。

チャンピオンシップは、総合2位のクアルタラロが25ポイントを加算してポイントリーダーに飛び出せば、総合4位のバグナイアは15ポイント差の2位に浮上。総合3位のビニャーレスは20ポイント差、総合4位のザルコは21ポイント差、総合5位のミルは23ポイント差、マルケス兄は52ポイント差の総合14位。

次戦スペインGPは、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで4月30日に初日、5月2日に決勝レースが行われる。

RESULTS

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