HRCは22日、ソーシャルメディアを通じて、テストライダーのステファン・ブラドルを来週末の第4戦スペインGPにワイルドカードとして起用することを発表した。
昨シーズンは、新型コロナウイルスの影響を受けたことから、参加者の人数を最小限に抑え、ピットボックスのスペースを最適に利用し、コスト削減の方針に沿ってワイルドカードエントリーを停止していたが、今季は従来通りに戻り、コンセッションの優遇対象となるアプリリアは6戦、他の5メーカーは3戦に起用することが可能となり、各イベントに最大2名までが許可されている。
3冠奪回を目指すHRCは、昨年11月から2月下旬までに計5回、継続的にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでテストを実施。2018年からテストライダーを務めるブラドルは、昨年8月の第5戦チェコGPから第2戦ドーハGPまで13戦にマルク・マルケスの代替として出走したことから、今回が通算23回目の参戦となり、実戦を通じて、テストプログラムを継続する機会となる。
中量級では、MVアグスタ・フォワード・レーシングが第3ライダーのトンマーゾ・マルコンをワイルドカードとして招集。
中量級と軽量級は既存するチームが運営する場合に限りワイルドカードが許され、各イベントに最大2名に参加が許可されている。
最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第3戦ポルトガルGPの決勝レースをオンデマンドで配信