ファウスト・グレシーニの夢を受け継ぐ

グレシーニ家がチーム運営を継続。妻ナディアがチームオーナー兼チームプリンシパルに就任

グレシーニ・レーシングは29日、新型コロナウイルス感染症による肺炎が原因で2月23日に死去した元軽量級王者でファウスト・グレシーニの遺志を妻ナディア・パドヴァーニが受け継ぎ、最高経営責任者に就任。チームの運営に関しては、チームオーナー兼チームプリンシパルを受け継ぐことを発表。

同時に2人の息子、ロレンソォがチームの管理面、ルカが競技面の運営に携わり、第4戦スペインGPから本格的な業務を開始するために、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエト入りした。

ナディア・パドヴァーニ
「ファウストの2つの家族、私たちの家族とレーシングファミリーのことを考え、彼が計画していたことを全て、特に『MotoGP™』の計画を前進させるために結束しました。最高峰クラスにインディペンデントチームを結成することは、チームを0から構築するという大変要求が厳しいことですが、夢を現実にするために、社員全員が110%を尽くしてくれることを知っています。個人的に、これが真の使命であり、私たちが直面する課題ですが、何よりも、上からフォローしてくれるファウストの力のおかげです。現在、複数のメーカーと協議を進め、数週間後にはプロジェクトの詳細を明らかにします。」

昨年12月14日、グレシーニ・レーシングは国際ロードレーシングチーム連盟との間で、インディペンデントチームとして参戦することに関して、2022年から2026年まで、5年間の契約を締結したことを発表していた。

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第4戦スペインGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信