チャンピンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、最高峰クラスに参戦する6メーカー、KTM、ドゥカティ、ヤマハ、ホンダ、スズキ、アプリリアとの間で、2022年から2026年まで、5年間の継続参戦に関して契約を締結。国際ロードレーシングチーム連盟とは、インディペンデントチームの参戦に関して、2022年からの5年契約を締結。
一方で、サテライトチームのプラマック・レーシングとエスポンソラマ・レーシングにプロトタイプマシンを供給するドゥカティは、今季末で契約が終了することから、来季に向けて、複数のインディペンデントチームと交渉を開始。
スポーティングディレクターのパウロ・チャバッティは、イタリア放送局『SKY SPORTS』のインタビューに応え、「我々は、2つのインディペンデントチームを起用したいです。残念なことに、ラウール・ロメロのチーム(エスポンソラマ・レーシング)は契約を更新しなかったことから、2022年から参戦しません。我々としては、評価している2番目のインディペンデントチームとして起用することを望んでいました。そのことを隠しません。誰もが知っているように、エスポンソラマ・レーシングの一部であるVR46とグレシーニ・レーシングと交渉していますが、我々が何をするかを説明するには時期尚早です」と状況を明かした。
昨シーズン、エスポンソラマ・レーシングとVR46は、ドゥカティを加えて今季の参戦に関して合意。各1枠を所有し、VR46はルカ・マリーニを中量級から昇格させた。
インディペンデントチームでは、グレシーニ・レーシングとLCR・レーシングが2022年から参戦に関して国際ロードレーシングチーム連盟との契約を更新したことを発表。故ファウスト・グレシーニの遺志を受け継いだチーム代表のナディア・パドヴァーニは、複数のメーカーと交渉していることを明かせば、テック3・レーシングは、2019年から提携を結ぶKTMとの間で契約更新に関して大筋に合意。チームマネージャーのエルベ・ポンシャラルは、シーズンが始まるに詳細を詰めていることを明かした。
最高峰クラスに復帰してから、グレシーニ・レーシングとコラボを結成していたアプリリアは、来季からファクトリーチームとして参戦を開始。サテライトチームを起用するオプションがあり、スズキもサテライトチームを起用することを検討している。
Options on the horizon for Ducati! ????
— MotoGP™???? (@MotoGP) April 30, 2021
Speaking to @SkySportMotoGP, Paolo Ciabatti revealed that they're speaking to multiple teams for a 2022 partnership! ????#SpanishGP ???????? pic.twitter.com/jSN4UzfOkU