決勝レース:ジャック・ミラーが5年ぶりに優勝

バグナイアが2位獲得でポイントリーダーに浮上。中上自己最高位4位、マルケス兄9位

第4戦スペインGP決勝レース(周回数25ラップ)は2日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、3番グリッドのジャック・ミラーがウェットコンディションとなった2016年6月の第8戦TTアッセン以来78戦ぶりに優勝。ドゥカティが2006年以来15年ぶりに当地で優勝を挙げた。

気温22度。路面温度41度のドライコンディションの中、4番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは1.912秒差の2位。2戦連続の自己最高位タイを獲得して、ドゥカティが2018年8月の第10戦チェコGP以来26戦ぶり通算6度目のワンツーフィニッシュを達成。

2番グリッドのフランコ・モルビデリは2.516秒差の3位に入り、昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来4戦ぶりに表彰台を獲得。

5番グリッドの中上貴晶は3.206秒差の4位。昨年7月の第3戦アンダルシアGP、11月の第13戦ヨーロッパGPに続き、自己最高位タイでフィニッシュすれば、10番グリッドのジョアン・ミルは4.256秒差の5位。8番グリッドのアレイシ・エスパルガロは2戦連続の6位。7番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは7位。ウォームアップ走行で1番手に進出した6番グリッドのヨハン・ザルコは8位。

14番グリッドのマルク・マルケスは、10.494秒差の9位。13番グリッドのポル・エスパルガロは10位。16番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。ワイルドカードとして参戦した12番グリッドのステファン・ブラドルは12位。

ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、4ラップ目にトップに立ち、レースの主導権を握ったが、14ラップ目から失速して、18.907秒差の13位。

17番グリッドのバレンティーノ・ロッシは22.731秒差の17位。

9番グリッドのアレックス・リンスは、トップグループ内で走行していた3ラップ目の6コーナーで今季2度目の転倒を喫したが、最後まで走って20位完走。

11番グリッドのブラッド・ビンダーは、2ラップ目の2コーナー、12ラップ目の13コーナーで転倒。15番グリッドのエネア・バスティアニーニは、12ラップ目の2コーナーで転倒。20番グリッドのアレックス・マルケスは、1ラップ目の8コーナーで転倒した。

ワールドスタンディングは、総合2位のバグナイアが20ポイントを加算して、最高峰クラス33戦目で初めてポイントリーダーに飛び出せば、クアルタラロは2ポイント差の総合2位に後退した。

最高峰クラスの11チーム22名のレギュラーライダーとHRCのテストライダー、ブラドルは当地に延滞。3日にオフィシャルテストを実施する。

RESULTS

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第4戦スペインGPの決勝レースをオンデマンドで配信