決勝レース:ファビオ・クアルタラロがムジェロで今季3勝目

オリベイラとミルが表彰台、ロッシ10位、バグナイア、マルケス兄、中上が転倒

第6戦イタリアGP決勝レースは30日、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロで行われ、ポールポジションのファビオ・クアルタラロが今季3勝目。タイトル争いのライバルたちを引き離した。

気温23度、路面温度42度のドライコンディションの中、7番グリッドのミゲール・オリベイラは2.592秒差の2位。昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来今季初の表彰台を獲得すれば、9番グリッドのジョアン・ミルは3.000秒差の3位に入り、第3戦ポルトガルGP以来3戦ぶりの表彰台を獲得。

地元ドゥカティ勢の最高位は4位
3番グリッドのヨハン・ザルコは、スタート直前の接触でテールが破損した状態ならが、3.535秒差の4位。第4戦スペインGPから2連勝で乗り込んできた5番グリッドのジャック・ミラーは、当地での最高位となる6位。第3戦ポルトガルGPで負傷したホルヘ・マルティンの代役と務めたドゥカティのテストライダー、ミケール・ピロは16番グリッドから9番手走行中の20ラップ目にコースアウトを喫したが13位で完走。17番グリッドのルカ・マリーニは17位。

KTM躍進!
6番グリッドのブラッド・ビンダーは4.903秒差の5位。第3戦ポルトガルGP以来今季2度目のトップ5入りとなれば、トップ18番グリッドのダニロ・ペトルッチが9位に入り、昨年11月の第13戦ヨーロッパGP以来3台がシングルフィニッシュを達成。20番グリッドのイケル・レクオナは11位。昨年10月の第10戦フランスGP以来、全4台がポイント圏内に進出。

前戦後に右前腕を手術した4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは8.030秒差の7位。21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは第3戦ポルトガルGP以来2度目のポイント圏内となる15位。

13番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは17.239秒差の8位。19番グリッドのバレンティーノ・ロッシは25.146秒差の10位。前戦の11位を上回る今季のベストリザルトでフィニッシュすれば、10番グリッドのフランコ・モルビデリは、2ラップ目に転倒車との接触を避けるためにコースアウトを強いられ、最後尾の19番手に後退した後16位で完走。

12番グリッドのポル・エスパルガロは、ホンダ勢の最高位となる12位。22番グリッドのアレックス・マルケスは14位。

5人が転倒リタイア
2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、1番手走行中の2ラップ目9コーナーで今季2度目の転倒。8番グリッドのアレックス・リンスは、4番手走行中の19ラップ目15コーナーで今季7度目の転倒により、4レース連続の転倒、2戦連続3度目の転倒リタイア。

11番グリッドのマルク・マルケスは、2ラップ目の3コーナーで他車と接触して今季7度目の転倒。

ウォームアップ走行で今季2度目のトップタイムをマークした15番グリッドの中上貴晶は、8番手走行中の20ラップ目14コーナーで今季5度目の転倒。開幕戦以来2度目の転倒リタイアを喫し、14番グリッドのエネア・バスティアニーニは、ウォームアップランでグリッドに到着する直前に前を走行していたヨハン・ザルコに追突。2号機に乗り換えてスタートしたが、13コーナーで転倒した。

チャンピオンシップ
ポイントリーダーのクアルタラロは25ポイントを加算。総合3位のザルコは13ポイントを加算して、24ポイント差の2位に浮上し、今季初転倒リタイアを喫したバグナイアは26ポイント差の総合3位に後退。

次戦カタルーニャGPは、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで来週6月4日に初日、6日に決勝レースが開催される。

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