『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』は5日、MotoE™委員会が参戦するチーム及びライダーたちと合意の下、ウェットコンディションが宣言された際の競技規則と同じ週末にレース2が開催される場合のグリッドポジション、タイムスケジュールに関する変更したことを発表。変更は即時施行される。
ウェットコンディションにおける公式予選『E-Pole』の手順
公式予選がドライコンディションで始まり、ウェットコンディションが宣言されてストップする場合、ピットレーンは全てのライダーたちが参加できるように15分間の『E-Pole』のためにオープンする。以前の手順は12分間。
ただし、『E-Pole』セッションは、開始前であれば、レースディレクションによって、いつでもウェットを宣言する場合がある。この場合、全てのライダーたちが参加できるにように30分間の『E-Pole』に置き換わる。この30分間の『E-Pole』は周回数に制限がない。
タイヤアロケーション
スリックタイヤの各ライダーの割り当ては次の通り。
同じ仕様のフロントタイヤ5本(以前は4本)。
同じ仕様のリアタイヤ5本。
フロントタイヤ5本のうちの1本、リアタイア5本のうちの1本は、前のイベントの『E-Pole』で使用したタイヤになる。前のイベントの『E-Pole』がウェットと宣言された場合、タイヤサプライヤーは、中古タイヤの替わりに新品タイヤを割り当てることができる。
レース2のグリッドポジション
ダブルヘッダーのイベントにおいて、『E-Pole』はレース1とレース2のグリッドを決定する。2020年は、レース1のフィニッシュポジションがレース2のグリッドポジションを決めていた。
タイムスケジュールの変更
競技規則の改正に加え、2021年の残りのシーズンのタイムスケジュールも変更され、日曜に開催される全ての決勝レースは、『Moto3™クラス』、『Moto2™クラス』、『MotoGP™クラス』の後に実施される。
カタルーニャ大会の決勝レースは現地時間の16時00分に予定され、TTアッセン大会、オーストリア大会、サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ大会は15時30分にスタート。
サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ大会のレース1は、土曜の16時20分スタート。
さらに、プレイベントのプレスカンファレンスは木曜の12時00分から15時00分に変更される。