第7戦カタルーニャGPのプレスカンファレンスは3日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットのプレスカンファレンスルームで行われ、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ、総合2位のヨハン・ザルコ、総合5位のジョアン・ミル、総合10位のミゲール・オリベイラ、総合17位のホルヘ・マルティン、総合18位のマルク・マルケス、来季最高峰クラス昇格が発表された中量級総合1位のレミー・ガードナーが出席。
ファビオ・クアルタラロ
「大好きなトラック。軽量級時代に上手く走れ、中量級ではキャリア初優勝を挙げた。最高峰クラスの1年目と2年目は表彰台と優勝。本当に最高だった。僕のライディングスタイルにとても合う。グレートな週末になるようにトライしよう。」
「僕はとても幸せ。昨年はフロントのフィーリングが良くなかったから、すごく苦労して厳しかった。カタールのテストで2019年のフィーリングが戻った。昨年欠けていたことだった。それに昨年は不安定だった。あるトラックでは速かった。バレンシアでは、2019年に速く走れたけど、昨年は酷かった。今年は全てのトラックで、このフィーリングがある。昨年と比較して大幅に改善された。」
「フロントのスタートディバイスをカタールから要求していた。グレートなスタートが切れなければ、オーバーテイクが難しくなってしまう。前に1人、2人なら悪くないけど、グループに飲み込まれてしまうと非常に難しい展開になる。ヤマハは素晴らしい仕事をしてくれ、ムジェロのスタートはグレートだった。徐々に改善されていることを確認できる。素晴らしい仕事をしてくれた彼らに感謝したい。」
ヨハン・ザルコ
「ムジェロの4位に満足。エクストラなプッシュができ、表彰台にトライできたかもしれないけど、非常に限界だった。少なくてもラスト3ラップで、そのプッシュができて4位を確保した。総合2位は常に興味深い。さあ、カタルーニャ。新しい契約の発表はナイスだ。」
「将来が分からないという余計な重圧はなかったけど、グッドなリザルトとプラマックとの良好な関係があることから、集中力を維持することは、将来に向けて良いだと確信していた。まずはここから。ムジェロから1週間後にレースが開催されることが嬉しい。ファビオを追走した良い感触があり、幾つか興味深いことを見ることができたから、直ぐに仕事に着手できる。同じようなフィーリングを掴むことができれば、日曜にグッドなレースをするチャンスがあるだろう。」
「このカテゴリーでは、常にナイスなサプライズがあり、今KTMが非常に良く機能することを知っている。彼らのようなタイプは、カタールのホルヘのようにサプライズを与え、楽しくさせてくれるかもしれない。レミーは素早く理解できれば、速く走れるだろう。バイクを試したて、うずうずしているようだけど、素早く適応できるのか見てみよう。彼が中量級でやっていることは、速くなるための素晴らしい構造だ。苦戦し、幾つかの転倒を経験したけど、優勝を挙げ、チャンオンシップをリードするための一貫性があることから、彼にとって完璧だろう。」
ジョアン・ミル
「自宅から最も近いサーキットでの週末のスタートが楽しみ。ホームグランプリだ。昨年はスズキが非常に良く機能して、2人が表彰台を獲得した。バイクに大きなポテンシャルがあるということを意味する。すごく楽しいトラック。ムジェロの表彰台でエクストラな自信がある。僕たちにとって素晴らしい週末だったから、ここで再現できるようにトライしよう。」
「僕たちは全てが同じ。今年の最初に戦略を企て、シーズンの序盤は、僕たちのバイク、僕たちのパッケージ、ライディングスタイルにとって最適ではないと見えていた。タイトルを争うために、シーズンの後半戦に上位陣に接近できれば、それは最高だろうと言った。シーズン末に向けてタイトル争いができるために、正しい手順を踏んでいると思う。」
「確かにファビオは素晴らしい仕事をしている。ドゥカティは昨年と比較して大幅に改善された。僕たちは立ち向かおうとトライしている。ナイスなファイトだ。もっとスピードを上げ、表彰台に向けてより一貫的となり、優勝に向けてファイトできるようにトライしよう。最終的には、それらがタイトルを争うために必要なことだ。」
ミゲール・オリベイラ
「確かに表彰台は、いつも週末の前に特別な感覚を与えてくれる。僕たちはムジェロで良い仕事をして、ここでも役立つ前進を果たしたと思うから、今週末が楽しみ。グッドなパフォーマンスをして、上位でフィニッシュできるようにトライしよう。」
「テック3はグレートなチーム。2年間、僕のホームであり、素晴らしい人たちのグループと一緒に働いた。レミーは以前に所属したことから、もしかしたら、とてもナイスな環境だと分かっているかもしれない。僕が2019年に出会ったバイクより、今のバイクは遥かに優れたパッケージ。当時はKTMがサポートする新しいチームの挑戦が始まったばかりだったけど、今はフライトモードになっている。全てがスムーズに動いている。バイクを走らせることを楽しめると思う。幸運を祈る。」
ホルヘ・マルティン
「僕にとって長い月日だった。本当に辛かった。この期間、一刻も早く回復できるように懸命にリハビリに取り組んだ。目標はムジェロに戻ることだったけど、復帰には最適なトラックではない。身体面の要求が非常に厳しく、バイクが大きく振られているところを見て、復帰するには、ここが良いと考えた。最終的に復帰できる。素晴らしい週末になることを願う。結果に対する目標はない。周回を重ねて自信を得るだけ。素晴らしい仕事がしたい。」
「目標は学習すること。単純に経験を積むこと。チームと話していたら、何か新しいことに取り組んでいて、全てが良くなっていると説明してくれたから、ドゥカティにとって本当に嬉しいことだ。」
マルク・マルケス
「サーキットにファンを迎え入れることは初めて。ナイスなことだ。復帰してから全ての週末にように、ムジェロは難しかった。ここでも僕たちの手段でもう一歩前進できるようにトライしよう。僕たちのプロセスを続け、改善できるか見てみよう。特にフィーリング。リザルトは重要ではない。8位、10位、12位でも終わっても変わらないけど、フィーリングを向上させることは重要だ。」
「もしかしたら、復帰するときは、バイクを走らせる準備がだいたいできていると思っていたかもしれない。最も驚いたのは要求の高さ。長い間、自宅にいると、身体面に対して、どれぐらい要求されていたのかを少し忘れてしまう。さらに驚いたのは、ジムでトレーニングを積んだことで、準備ができると思っていたけど、このバイクに乗ると、横Gがすごい。これはジムではどうすることもできないことだ。市販車では連続走行ができたけど、このバイクだと、アグレッシブな走らせ方でまだ5ラップしか周回できない。自宅に長い間滞在すると、どれほどバイクの要求が厳しかったのかと忘れてしまうけど、世界最高のライダーたちが走らせる世界最高のバイクだから、表彰台、優勝争いがしたければ、全ての面で100%に整えなければいけない。」
レミー・ガードナー
「僕にとって夢が実現となったと言いたい。最高峰クラスに到達するために何年にも渡ってファイトしてきた。簡単ではなかったけど、最終的に達成した。野獣を走らせることが待ち切れないけど、まだ仕事に集中し続ける必要がある。チャンピオンシップに向けてファイトする。」
「本当のところ何も影響はなかった。サインするまでは、信じていなかったから、本当のところ、何も変わらない。プッシュを続け、まだ多くのレースが残っているから、集中を維持しなければいけない。」
第7戦カタルーニャGPのフリー走行1は、明日4日現地時間09時55分、日本時間17時55分にスタート。5日に公式予選、6日に決勝レースを開催。