『Moto3™クラス』プレビュー~アコスタに挑むガルシア

00年の宇井陽一以来の優勝、10年の小山知良以来の表彰台を目指す。佐々木欠場

第8戦ドイツGPは、ザクセンリンクで6月18日に初日、20日に決勝レースを開催。前戦カタルーニャGPで7位だったポイントリーダーのペドロ・アコスタは、2019年に初参戦した『レッドブル・ルーキーズ・カップ』で初優勝を挙げた当地で、アドバンテージの拡大を目指す。

前戦で今季2勝目を挙げた総合2位のセルジオ・ガルシア(39ポイント差)を筆頭に総合3位のジャウメ・マシア(48ポイント差)、総合4位のロマーノ・フェナティ(59ポイント差)、総合5位のダーリン・ビンダー(62ポイント差)、総合7位のニッコロ・アントネッリ(65ポイント差)、総合8位のガブリエル・ロドリゴ(69ポイント差)らが今季3度目となる2連戦の緒戦でポイント差を詰めに行く。

2戦連続してトップグループ内でバトルを繰り広げ、存在感を再び見せた総合13位の鳥羽海渡、不運な接触転倒を喫した総合19位の鈴木竜生は、上位進出を狙いながら、確実に結果を残したいところ。

総合15位の山中琉聖はチームのホームグランプリ。2017年と2018年にレッドブル・ルーキーズ・カップに参戦したことから走行経験があり、左鎖骨骨折から復帰戦で自己最高位の12位に進出した総合25位の國井勇輝は、2019年に同カップ戦で2位と1位。トップグループに挑戦する。

前戦の決勝レースで転倒を喫した総合6位の佐々木歩夢は、頭部を強打したことから入院していたが火曜に退院。活動の拠点バルセロナで休養していることから今週末の参戦は未定。欠場する場合、チームは代替を起用しない予定。

第6戦イタリアGPの決勝レース1ラップ目に発生した多重クラッシュで背中を強打したマキシミリアン・コーフラと右足距骨を骨折したカルロス・タタイは欠場。『Moto3™ジュニア世界選手権』で総合18位のジョエル・ケルソと『イタリア選手権』で総合1位に進出するエリア・バルトリーニが代役に指名された。

『Moto3™クラス』の決勝レースは、6月20日現地時間11時00分、日本時間18時00分にスタート。

タイムスケジュール
6月18日(金)
09時00分(16時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(20時15分): フリー走行2(40分間)
6月19日(土)
09時00分(16時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(19時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(20時00分): 公式予選2(15分間)
6月20日(日)
08時40分(15時40分): ウォームアップ走行(20分間)
11時00分(18時00分): 決勝レース(27ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2019年-ドライコンディション
優勝:ロレンソォ・ダッラ・ポルタ(ホンダ)
2位:マルコス・ラミレス(ホンダ)+0.072秒差
3位:アロン・カネト(KTM)+0.120秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・マルティン(ホンダ)
2位:マルコ・ベツェッキ(KTM)+2.515秒差
3位:ジョン・マックフィー(KTM)+2.571秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:ジョアン・ミル(ホンダ)
2位:ロマーノ・フェナティ(ホンダ)+0.121秒差
3位:マルコス・ラミレス(KTM)+0.218秒差
2016年-ウェットコンディション
優勝:カイルール・イダム・パウィ(ホンダ)
2位:アンドレア・ロカテッリ(KTM)+11.131秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+13.359秒差

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