バレンティーノ・ロッシのベストレース

通算26年間のグランプリキャリアで最も記憶に残る優勝を挙げた10戦のアーカイブビデオ

第11戦チェコGP『125ccクラス』~キャリア初優勝
1996年8月18日にアウトモトドローム・ブルノで開催された第11戦チェコGP。イタリア選手権王者として参戦を開始した17歳のヤングライダーがデビューから11戦目で初のポールポジションからカテゴリーの覇権を争っていたスペイン勢、日本勢に競り勝って初優勝を挙げ、伝説の1ページを刻む。

第9戦イギリスGP『500ccクラス』~最高峰クラス初優勝
2000年7月7日にドニントンパークで開催された第9戦イギリスGP。中量級王者として最高峰クラスへの挑戦を始めると、序盤2戦こそ連続転倒を喫したが、ヘレスから始まった欧州ラウンドで3度の表彰台を獲得した後、雨が降るコールドコンディションの中、ケニー・ロバーツ・ジュニア、ジェリミー・マクウィリアムスとの優勝争いに競り勝ち、デビューから9戦で初優勝を挙げる。

第15戦オーストラリアGP『MotoGP™クラス』~ペナルティを跳ね返す激走
2003年10月17日にフィリップアイランドで開催された第15戦オーストラリアGP。前戦でタイトル連覇に成功した後、トップ争い中に追い越し禁止の黄旗が提示されている区間でオーバーテイクしたことから、10秒加算のペナルティが科せられたが、一気にスパートをかけ、1分32秒台から1分31秒台にペースアップ。「RC211Vで走った中での最速レース」と表現した通りに圧倒的な速さと強さを見せ、5.212秒差(15.212秒差)でフィニッシュし、同年3月に他界したバーリー・シーンを称え、ウィニングランでゼッケン『7』の旗を掲げる。

開幕戦南アフリカGP『MotoGP™クラス』~ヤマハデビューウィン
2004年4月16日にパキサ・フリーウェイで開催された開幕戦南アフリカGP。4年間所属したホンダからヤマハに電撃移籍したデビューレースでマックス・ビアッジに僅少さで競り勝ち、自らも貢献したホンダの連勝記録を阻止しただけでなく、史上初となる2メーカーでの連続優勝という離れ業を演じ、他に類を見ないドラマを描く。

第9戦イギリスGP『MotoGP™クラス』~レインダンシング・イン・ドニントン
2005年7月24日にドニントンパークで開催された第9戦イギリスGP。雨が降るフルウェットにより、序盤から波瀾の展開となり、前車が跳ねあげた水しぶきで視界が遮られる中に突っ込んで行く厳しい状況の下、出走21台中11台が転倒、10台がリタイアするサバイバルレースを堅実な走行でシーズン7勝目を挙げる。

第10戦ドイツGP『MotoGP™クラス』~11コーナーのオーバーテイクス
2006年7月16日にザクセンリンクで開催された第10戦ドイツGP。4列目10番グリッドから下り坂の11コーナーで次々に前方のライバルたちを追い抜き、ホンダ勢のマルコ・メランドリ、ニッキー・ヘイデン、ダニ・ペドロサを完璧なライン取りで抑え込み、マスタークラスを披露。

第9戦ダッチTT『MotoGP™クラス』~カテドラルでの逆転劇
2007年6月30日にTT・サーキット・アッセンで開催された第9戦ダッチTT。シーズン序盤からケーシー・ストーナーとのタイトル争いが展開される中、伝統の舞台、大聖堂で4列目11番グリッドから猛追すると、ラスト4ラップ目の最終シケインでトップの座を奪い、シーズン3勝目を挙げて21ポイント差に接近。

第11戦アメリカGP『MotoGP™クラス』~ザ・キング・オブ・ザ・コークスクリュー
2008年7月20日にマツダ・レースウェイ・ラグナセカで開催された第11戦アメリカGP。タイトル連覇に向けて3連勝の勢いに乗り、1年前にポールポジションから独走したケーシー・ストーナーをポイントリーダーとして迎え撃ち、狙い撃ったようにコークスクリューで抜き去り、タイトル奪回に向けてシーズン4勝目を挙げる。

第6戦カタルーニャGP『MotoGP™クラス』~最終コーナーの逆転劇
2009年6月14日にカタルーニャ・サーキットで開催された第6戦カタルーニャGP。スタートからチャンピオンシップのライバルであり、チーム内で緊張関係があったチームメイトであるポールポジションのホルヘ・ロレンソとの真っ向勝負を繰り広げ、緊迫感が最高潮に達した最終ラップの最終コーナーで逆転に成功し、2年連続7度目、通算9度目のタイトル獲得に向けてポイントリーダーに飛び出す。

第7戦TTアッセン『MotoGP™クラス』~沈滞からの復帰
2013年6月29日にTT・サーキット・アッセンで開催された第7戦TTアッセン。2011年から2年間優勝争いから遠退いた後、古巣ヤマハに復帰してからの7戦目にホンダの両雄、ダニ・ペドロサとマルク・マルケスを徐々に引き離し、2010年10月の第15戦マレーシアGP以来45戦ぶりの優勝、最高峰クラス80勝目、通算106勝目を挙げる。

50%割引で提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、1992年開幕戦日本GPから第9戦TTアッセンまで約4.5本の動画をオンデマンで配信