開幕戦カタールGP:ドゥカティのハンティンググラウンド
ファクトリーチームに昇格したフランチェスコ・バグナイアが最高峰クラスで初めてのポールポジションを獲得すれば、イベントのトップスピードランキングで2021年型のデスモセディチGP21を駆けるドゥカティ勢がトップ4を独占。
第2戦ドーハGP:エル・ディアブロの勝利
激動の2020年シーズンにタイトル獲得の機会を逃した後、バレンティーノ・ロッシと交代する形でファクトリーチームに昇格したファビオ・クアルタラロがシーズン2戦目で重圧から解放される優勝を挙げ、パルクフェルメで安堵と喜びを爆発。
第3戦ポルトガルGP:元王者の復活
2020年7月の第2戦スペインGPで右上腕骨骨折してシーズンの欠場を強いられた元王者マルク・マルケスが第3戦アンダルシアGP2日目以来265日ぶり、3度目の手術から134日ぶりに走行。
第4戦スペインGP:感泣の涙
3年間のサテライトチームを経由してファクトリーチームに昇格したジャック・ミラーが右前腕を手術した後、2016年第7戦TTアッセン以来78戦ぶりに優勝を挙げ、パルクフェルメで感情を抑えきれずに男泣き。
第5戦フランスGP:ローカルライダーたちのダブルポディウム
2017年第10戦チェコGP以来4年ぶりとなったフラッグ・トゥ・フラッグでヨハン・ザルコが2位、ファビオ・クアルタラロが3位に入り、2人の地元フランス人ライダーが最高峰クラスで1954年以来67年ぶりとなる史上2度目のダブルポディウムを獲得。
第6戦イタリアGP:ディアボロス/悪魔の扉
第4戦スペインGPでトップ走行中に右腕の問題で発生して優勝を逃したが、4戦連続のポールポジションから3戦ぶり3勝目を挙げ、タイトル争いにおいて、アドバンテージを拡大。
第7戦カタルーニャGP:KTM&ミゲール・オリベイラの優勝
困難な序盤戦を経て、改良型フレームが投入された前戦イタリアGPで反撃の狼煙を上げたミゲール・オリベイラがドゥカティ勢を抑えて今季初優勝を挙げ、渾身のガッツポーズ。
第8戦ドイツGP:キング・オブ・ザ・リンク
復帰から5戦目となったマルク・マルケスが2019年の最終戦バレンシアGP以来581日ぶりとなる優勝、ザクセンリンクで2010年から11連勝を達成。表彰台のシーンが全てを物語る。
第9戦TTアッセン:サマーブレイク前のリーディングショット
ポイントリーダーに対してライバルたちが伝統の舞台で挑戦したが、ファビオ・クアルタラロが4勝目を挙げて、総合2位に対してアドバンテージを34ポイント差に拡大。