「ドビツィオーソはクレバーなライダー」

『RS-GP』の開発において、ロマーノ・アルベシアーノがアンドレア・ドビツィオーソを絶賛

アプリリア・レーシングのテクニカルディレクター、ロマーノ・アルベシアーノは、第9戦TTアッセンの際に、2015年に復帰してから9戦を終了した時点で、アルバロ・バウティスタとステファン・ブラドルを起用した2016年の51ポイントを上回る過去最高位の62ポイントを獲得した前半戦を総括。

「シーズン前半は大変ポジティブでした。バイクはエンジントルクデリバリー、スタビリティ、ブレーキングとアクセレーティングのキャパシティーに関してポジティブなキャラクターを証明しました。その上、コーナリングは悪くありません。おそらく、改善が必要な分野かもしれませんが、大変良いです。」

「エンジン分野でも成長していますが、過去2年間で2度の根本的な変更を実施したことから、ゼロからのリスタートが必要となったために少し苦労していますが、現在のエンジンコンフィグレーションはグレートなポテンシャルがあることから、将来的には大幅な改良が見られるでしょう。」

「トップライダーたちのパフォーマンスは非常に接近しているため、実際のギャップを特定することは容易ではありません。改善が必要なところをよりよく理解するために、トラックサイドに多くのカメラを設置して検証しています。当然、パワーが大きければ大きいほど上手く機能しますが、ザクセンリンクやアッセンのようなトラックはそうではありません。非常に細かく、改善が必要な詳細を調整しています。」

テストライダーとして起用するアンドレア・ドビツィオーソに対する評価に関しては、「大変ポジティブな経験です。彼は大変賢いライダーです。マシンの機能をよく理解しています。同時にエンジニアになろうとしていません。我々に明確なフィーリングを与えてくれ、彼の経験は大きく助けてくれます。」

「3度のテストを実施しました。2度目は雨が原因でキャンセルになりそうでしたが、1度目と特に3度目のテストでは非常に重要な情報を提供してくれました。彼と共に働くことは本当に喜びです。我々を大いに助けてくれます」と称賛。

アプリリアとドビツィオーソは、7月27日と28日にモーターランド・アラゴンで4度のプライベートテストを実施。8月5日と6日、8月31日と9月1日には、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリでプライベートテストを計画している。

ドビツィオーソの来季起用に関しては、アプリリア・レーシングの最高経営責任者マッシモ・リボラが3度目のプライベートテスト終了後に言及。

「テストと並行して、アプリリア・レーシングは、7月のテスト結果を待たずに、2022年のグリッドに並ぶライダーたちに対して最善の解決策を見つけるために対策を講じています。アンドレアは、確かに我々が評価している解決策を含めていますが、大変興味深く、有効な代替案があり、チームの将来の戦略を適切に計画できるように、早期に決断を下す必要があります」と発言した。

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