アプリリア、マーベリック・ビニャーレスを次戦から起用

ミサノでテストデビューを果たした後、第13戦アラゴンGPからレギュラー参戦を開始

アプリリア・レーシングは1日、来季2022年シーズンに起用するマーベリック・ビニャーレスを9月10日から12日にモーターランド・アラゴンで開催される第13戦アラゴンGPからレギュラーライダーとして起用することを発表。

今季レギュラーライダーに抜擢されたロレンソォ・サバドーリは、2022年のテストライダーに指名され、2021年の残りのシーズンにワイルドカードとして起用。第10戦スティリアGPで骨折した右足首のくるぶしの回復次第、ワイルドカードの計画が発表される。

マッシモ・リボラ(最高経営責任者)
「我々3人のライダーの貢献を最大限に最適化することを目標に、今シーズンと2022年の計画を発表できることを大変誇りに思います。既に来季の起用が確認済みのアレイシと共に、マーベリックのような才能あるアスリートをアプリリア・レーシングに迎え入れることは喜びです。彼はチームとバイクに対して素早く、素晴らしいフィーリングがあることを示し、アラゴンGPでも自分自身のベストを発揮できると確信します。同時にロレンソォのテストライダーとしての役割を確認しました。これは新型『RS-GP』の開発において多大な努力に報いる根本的なポジションであり、体調が100%に回復するときには、一緒にワイルドカードとして参戦することを決め、シーズンを終えます。」

ロマーノ・アルベシアーノ(テクニカルディレクター)
「マーベリックをアラゴンから起用するという決定は、ミサノで実施したテストの直接的な結果です。ここまでは直列エンジンを搭載したバイクでキャリアを積んできましたが、我々のV4に直ぐにグッドなフィーリングを得ました。このトラックは、我々のバイクにとって歴史的に簡単でありませんでしたが、テスト評価の重要な瞬間となりました。マーベリックのポジティブな反応に満足しており、『RS-GP』とチーム、我々の作業方法に好感触を得ていることを示しました。彼とアレイシの才能に、今シーズンの経験を積んだロレンソォの組み合わせは、我々のプロジェクトの将来を楽観視させてくれます。」

31日から2日間、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで実施したプライベートテストに初参加したマーベリック・ビニャーレスは、初騎乗となった1日目に非公式ながら1分33秒0、2日目に1分32秒4を記録。

アレイシ・エスパルガロは、昨年9月の第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP公式予選1で1分32秒212の3番時計。第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPの公式予選1では1分31秒912の6番時計を記録していた。

コンセッションの資格を所有するアプリリアは、年間で6度のワイルドカードを利用できる。

Maverick Viñales, Aprilia Racing Team Gresini, Misano Private Test

 

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