ジェイク・ディクソンが代替を継続

ジョン・マックフィーがディクソン、シャリフディン・アズマンがマックフィーの代替

ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームは2日、モーターランド・アラゴンで開催される第13戦アラゴンGPに中量級のペトロナス・スプリンタ・レーシングで起用するジェイク・ディクソンを左膝を負傷しているフランコ・モルビデリの代役として起用することを発表した。

25歳のイギリス人ライダーは、ホームグランプリとなった第12戦イギリスGPにモルビデリの代役を務め、初めてヤマハのプロトタイプマシン『YZR-M1』に乗り込み、決勝レースでは21番グリッドから19位完走。

チームは、第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの際に来季のプロジェクトを発表。ヤマハ・モーター・レーシング・マネージャー・ダイレクターのリン・ジャービスは、第12戦イギリスGPの際にアンドレア・ドビツィオーソとの間で口頭で合意し、第14戦からサテライトライダーとして、ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームから参戦するを説明。ディクソンがドビツィオーソのチームメイトとして候補に挙げられることを明かしたことから、来週のグランプリが来季を左右する2度目の機会となる。

一方で、第5戦フランスGPで左膝の靭帯を損傷したモルビデリは、6月25日に手術を受け、第9戦TTアッセンから4戦連続して欠場。8月31日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリを訪れ、手術後初めて市販車を使用した走行を実施し、回復具合を確認していた。

ペトロナス・スプリンタ・レーシングは、ディクソンの代替に軽量級で起用するジョン・マックフィーを指名。マックフィーの代替には、『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』で起用するシャリフディン・アズマンを指名した。

19歳のマレーシア人ライダー、アズマンは2019年に『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』に参戦。2020年からスペインに活動の拠点を移し『Moto3™ジュニア世界選手権』へのレギュラー参戦を開始すると、2年目の第3戦スペイン・カタルーニャ大会の第1レースで初優勝。第6戦を終了時点で総合14位。

ラズラン・ラザリ(チームオーナー)
「現在のチームのダイナミックなステータスは、我々のライダーたちと新たなタレントたちにエキサイティングな機会の提供が許されます。イギリスでジェイクがプレミアクラスにデビューしたことを嬉しく思い、アラゴンで学習を継続する機会を与えたいと思います。」

「ジョンにジェイクのシートを与え、中量級のデビューとなります。そして、ジョンのシートをシャリフディン・アズマンを提供します。これは完璧なプラットフォームです。アズマンはバルセロナで優勝を挙げ、軽量級のレベルを見極めるための経験を積む絶好の機会になると思います。我々のヤングライダーたちに機会を与えることに興奮しており、彼らがベストを願います。」

 

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