第13戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで9月10日に初日、12日に決勝レースを開催。前戦イギリスGPで今季のワーストリザルトとなる11位だったが、開幕戦から12戦連続してポイントを連取したポイントリーダーのペドロ・アコスタが『Moto3™ジュニア世界選手権』と『レッドブル・ルーキーズ・カップ』の参戦でレース経験、優勝経験がある当地で軽量級で29人目、『Moto3™クラス』で9人目となる年間6勝目を狙い、タイトルを争うライバルたちとのポイント差拡大を目指す。
前戦で初日からペースが掴めず、アコスタを意識し過ぎ、今季2度目の0ポイントに沈んだ総合2位のセルジオ・ガルシアは、ギャップが41ポイント差から46ポイント差に拡大。残り6戦、150ポイントのタイトル争いで、ホーム、バレンシアでの逆転を視野に、確実にポイント差を詰めたいところ。
シルバーストンでフリー走行1からウォームアップ走行まで全セッションで1番手に進出した後、スタートから主導権を握り、今季初優勝を挙げた総合3位のロマーノ・フェナティは、軽量級で13人目、『Moto3™クラス』で最多勝利となる13勝目を挙げ、ギャップを69ポイント差に接近。総合4位のデニス・フォッジャは2戦連続の3位、6度目の表彰台を獲得。2人のイタリア人ライダーが後半戦に入ってからタイトル争いをかき回す存在となっている。
週末の注目は、昨年の2連戦で連続優勝を挙げた総合5位のジャウメ・マシア、前戦で今季の最高位となる2位を獲得した総合7位のニッコロ・アントネッリ、昨年当地で開催された『Moto3™ジュニア世界選手権』で3レース連続優勝を挙げた総合12位のイサン・グエバラ。
日本勢は、昨年の2戦目で自己最高位の2位を獲得した総合8位の佐々木歩夢、3位を獲得した総合9位の鳥羽海渡、2018年と2019年に6位だった総合14位の鈴木竜生が優勝、表彰台を目指し、総合18位の山中琉聖と総合25位の國井勇輝は3戦ぶりのシングルフィニッシュを狙う。
クラス最年長27歳のジョン・マックフィーは、ジェイク・ディクソンの代替として、中量級に初参戦。代替として、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』出身で『Moto3™ジュニア世界選手権』に参戦する19歳のマレーシア人ライダー、シャリフディン・アズマンが起用される。
『Moto3™クラス』の決勝レースは、9月12日現地時間11時00分、日本時間18時00分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。
タイムスケジュール
9月10日(金)
09時00分(16時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(20時15分): フリー走行2(40分間)
9月11日(土)
09時00分(16時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(19時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(20時00分): 公式予選2(15分間)
9月12日(日)
08時40分(15時40分): ウォームアップ走行(20分間)
11時00分(18時00分): 決勝レース(19ラップ)
過去の決勝レースリザルト
2020年アラゴン-ドライコンディション
優勝:ジャウメ・マシア(ホンダ)
2位:ダーリン・ビンダー(KTM)+0.091秒差
3位:ラウール・フェルナンデェス(KTM)+0.196秒差
2020年テルエル-ドライコンディション
優勝:ジャウメ・マシア(ホンダ)
2位:佐々木歩夢(KTM)+0.051秒差
3位:鳥羽海渡(KTM)+0.152秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:アロン・カネト(KTM)
2位:小椋藍(ホンダ)+4.581秒差
3位:デニス・フォッジャ(KTM)+4.663秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・マルティン(ホンダ)
2位:マルコ・ベツェッキ(ホンダ)+5.984秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+6.045秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:ジョアン・ミル(ホンダ)
2位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)+0.043秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+0.051秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)
2位:ブラッド・ビンダー(KTM)+0.030秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+0.107秒差