『Moto2™クラス』プレビュー~44ポイント差に挑むフェルナンデェス

注目はマルコ・ベツェッキ、アウグスト・フェルナンデェス、小椋藍、フェルミン・アルデグエル

第13戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで9月10日に初日、12日に決勝レースを開催。前戦イギリスGPで今季4勝目を挙げたポイントリーダーのレミー・ガードナーが昨年の2連戦で5位と4位に進出した当地で2レースに相当するアドバンテージの拡大を目指す。

前戦で今季3度目の転倒から2度目の転倒リタイアを喫した総合2位のラウール・フェルナンデェスは44ポイント差。後半戦3戦で最多51ポイントを稼いだ総合3位のマルコ・ベツェッキは52ポイント差。残り6戦、150ポイント差のタイトル争いにおいて、終盤戦での逆転を視野に入れ、優勝、表彰台、最低でもガードナーの前でのゴールを目指す。

ホームレースで優勝を狙った総合4位のサム・ロウズは、表彰台を逃し、困難な104ポイント差に後退したが、昨年は2戦連続のポール・トゥ・ウインを達成。今週末にホームレースを迎える総合5位のアロン・カネトと総合6位のアウグスト・フェルナンデェスは、ロウズを捕まえに行く。

厳しい週末を9位で終えた総合8位の小椋藍は、2年前に当地で初表彰台を獲得。昨年は14位と9位。今季2度目の表彰台を狙いに行く。

新人ヤリ・モンテッラの負傷代役に指名されたフェルミン・アルデグエルは、7月下旬に開催された『Moto2™欧州選手権』の第5戦スペイン・アラゴン大会で2レース連続優勝。ホンダエンジンを搭載したスピードアップからトライアンフエンジンを積んだボスクスクロに乗り換える。

プレミアクラスに参戦するジェイク・ディクソンの代替は、軽量級に参戦するジョン・マックフィー。カレックスを初試乗することになれば、『Moto2™欧州選手権』で総合13位に進出するポーランド人ライダー、ピオトル・ピエシエキルスキが今季2度目のワイルドカード参戦する。

『Moto2™クラス』の決勝レースは、9月12日現地時間12時20分、日本時間19時20分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。

タイムスケジュール
9月10日(金)
10時55分(17時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(22時10分): フリー走行2(40分間)
9月11日(土)
10時55分(17時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(22時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(22時35分): 公式予選2(15分間)
9月12日(日)
09時10分(16時10分): ウォームアップ走行(20分間)
12時20分(19時20分): 決勝レース(21ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2020年アラゴン-ドライコンディション
優勝:サム・ロウズ(カレックス)
2位:エネア・バスティアニーニ(カレックス)+4.195秒差
3位:ホルヘ・マルティン(カレックス)+4.340秒差
2020年テルエル-ドライコンディション
優勝:サム・ロウズ(カレックス)
2位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)+8.425秒差
3位:エネア・バスティアニーニ(カレックス)+10.871秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:ホルヘ・ナバーロ(スピードアップ)+0.787秒差
3位:アレックス・マルケス(カレックス)+2.876秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:フランチェスコ・バグナイア(カレックス)+1.526秒差
3位:ロレンソォ・バルダッサーリ(カレックス)+2.055秒差
2017年-ドライコンディション
優勝:フランコ・モルビデリ(カレックス)
2位:マッティア・パシーニ(カレックス)+0.145秒差
3位:ミゲール・オリベイラ(KTM)+0.577秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:サム・ロウズ(カレックス)
2位:アレックス・マルケス(カレックス)+3.289秒差
3位:フランコ・モルビデリ(カレックス)+3.321秒差

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第13戦アラゴンGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅の生中継で配信