プレスカンファレンス~「僕は飢えている」

シーズン13戦目の開催を前日に控えた中、6名の主役たちが共同記者会見に出席

第13戦アラゴンGPプレスカンファレンスは9日、モーターランド・アラゴンのプレスカンファレンスルームで行われ、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ、総合2位のジョアン・ミル、総合5位のジャック・ミラー、総合7位のマーベリック・ビニャーレス、総合9位のアレイシ・エスパルガロ、総合11位のアレックス・リンス、総合14位のポル・エスパルガロが出席。

ファビオ・クアルタラロ
「昨年とは状況が全く違う。2019年のレースは悪くなかったけど、今はバイクに対するフィーリングが全く違う。全く違う状況で、すごく良い感じ。当然、お気に入りのトラックではないけど、今年はあまり好きじゃない幾つかのトラックでかなり速かったから、それほど重要ではないだろう。お気に入りではないけど、もちろん、いつものように同じ仕事に取り組み、ベストポジションを目指してファイトしよう。」

「昨年は一貫性がなかった。ヘレス、バルセロナ、ミサノを含めて速かったけど、浮き沈みがあった。今年は非常に一貫している。これがチャンピオンシップをファイトする上で重要なカギだと思うから、何か言う必要がある場合には、今年は一貫性を維持できると言えるだろう。」

ジョアン・ミル
「シルバーストンは残念だった。グランプリ前には大きな期待を抱いていたけど、正直なところ、レース中に幾つかの問題があり、ベストポジションをフィニッシュすることができなかった。幸運なことに、チャンピオンシップの候補者たちも幾つかのミスを犯し、問題を抱えていたから、僕は総合2位に浮上したけど、あまり気にしない。リセットが必要だと思う。ここではグッドなフィーリングと共に始めることが重要。日曜に優勝争いができるのか見てみよう。そうなれば素晴らしい。ベストを尽くそう。」

「昨年と比較すると、少しスピードを失った。今年期待していたのは、少しの改善であり、悪くなったわけではないけど、期待通りの改善ではなかった。これが全てを少し難しくさせてしまった。まだ多くのレースが残っている。改善の余地があると思う。」

ジャック・ミラー
「レース終盤で強かったことは本当にナイスだった。それは久しぶりのこと。特にタイヤを維持することが最も過酷なトラックの1つであるシルバーストンでタイヤを維持できたことを証明でき、レース後半でしっかりとした走りができたことは重要だった。ものすごく楽しかった。最終ラップ、アレイシに仕掛けた。彼の表彰台は特別だったと思う。ここアラゴンで、もう一度ファイトができることを期待する。」

「各トラックでのパフォーマンスを見ると、今年のバイクはより一貫性がある。僕たちはグッドなポジションに位置していると思うけど、フリー走行1でトラックに出るまでは分からない。昨年よりも温かく、今年はいつものアラゴンGPのようだと感じる。2019年に表彰台を獲得。昨年の2レースは衝撃的だった。2レース目は2コーナーで終わってしまったから、今年は運が好転することを願う。残り6戦。僕たちは総合5位。ポイントを加算する必要がある。」

マーベリック・ビニャーレス
「幸運以上だ。アプリリアと共に、この物語りを始めることに飢えている。モチベーションが高い。これからの6戦は、来年に向けて最善の準備をするためのプレゼントにすぎない。僕たちの優先事項は学ぶこと。多くのことを学び、素早く学ぶ必要がある。」

「当然、今年は自分の中で沢山の火がついてしまった。僕はプッシュしたいだけ。しばらく離れたけど、良い手段で戻って来たと思う。2日間のテストの後、ここにいて、週末に経験を詰めることはポジティブ。学ぶことが必要なだけ。」

アレイシ・エスパルガロ
「シルバーストンの後で確かに少し自信が高まり、明らかに表彰台は非常に重要だったけど、最も重要なことは、全戦で、様々なコンディションで、常に上位陣に接近したというレベルを証明したことだから、表彰台を獲得した後で少しリラックスした気分。表彰台争いを続けるためにベストを尽くそう。アラゴンは大好きなトラック。過去、バイクは非常に良く機能した。天候は昨年より良いから、バイクに乗りことが待ち切れない。」

「マーベリックの加入が嬉しい。彼はアプリリアのレーシングストーリー上において、最高の瞬間に到着したと思う。僕たちはアプリリアに関して、そして将来に関して、長い時間をかけて話し合ったけど、オーストリアの出来事の後、僕たちと一緒にレースに戻れることを嬉しく思う。テストチームでの役割を始めるサバドーリと共に、僕たちのチームは非常に強力だ。将来は輝いている。明らかに、これからの改善は簡単ではない。僕たちの前を走るライダーたちは強い。バイクも強いけど、チャレンジは美しい。マーベリックと共に挑戦の準備が出来ている。」

アレックス・リンス
「確かにシーズン前半は浮き沈みがあり、表彰台はチームと僕にとって相応しかった。自信を持ってアラゴンに到着。とても楽しいトラック。レイアウトは素晴らしいけど、全員が非常に速い。クラスのレベルは非常に高い。僕たちがどこにいるのか見てみよう。100%を尽くそう。」

「前半戦の成績を受け入れることは難しかったけど、チームも僕自身も懸命に働き、サマーブレイクの後、異なる精神状態でオーストリアに到着。レース毎に取り組み、走ることを楽しみ、学び、最終的にはそれらが最善の考え方だと思う。オーストリアでは、レイアウトが原因で少し苦しんだけど、シルバーストンでは真のポテンシャルを証明することができた。」

「ジップラインはとても楽しかった。ザルコ、ガードナー、ジャックと一緒に楽しみ、最初の勝利を収めたけど、重要なのは日曜のレースだ。」

ポル・エスパルガロ
「このステップをあまり信用していない。厳しいシーズンのある週末に上手く行き、全てが変わったようなものである。ハードワークを信じる。確かに、シーズンは僕たちが望んだものではなかった。週末に達成するために大きな仕事をした。それがシルバーストンだったけど、僕たちの目標はシーズンのために1つの週末で結果を残すことではない。このペースを残りのシーズンで維持したい。今年が可能でない場合、来季のプレシーズンで維持したい。ハンマーを持って打ち砕いて行こう。僕たちは、あまりもに後方に位置している。何かを戦う機会がない。もしかしたら、もう一度苦しむかもしれない。シーズン後半戦、または来シーズンのスタートに向けて可能な限りのベストパッケージになるようにホンダも僕たちも大きな仕事に取り組んでいる。」

「アラゴンはホンダにとって良い場所。ジャックが発言したように、今年は昨年と比較して温度が違う。トラックコンディションが大幅に変わってしまうことが時々起きてしまい、特に路面温度が年ごとに変わってしまう。」

第13戦アラゴンGPのフリー走行1は、明日10日現地時間09時55分、日本時間17時55分にスタート。11日に公式予選、12日に決勝レースを開催。

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第13戦アラゴンGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信