第16戦エミリア・ロマーニャGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで10月22日に初日、24日に決勝レースを開催。ポイントリーダーのペドロ・アコスタは1ヶ月前に当地で開催された第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで9番グリッドから9.9秒差の7位。ルーキーシーズンでのタイトル獲得に向けて、初のマッチポイントを迎える。
前戦アメリカズGPで5戦連続9度目の表彰台を獲得した総合2位のデニス・フォッジャは、アコスタとのギャップを30ポイント差まで接近。前回のホームレースでは2番グリッドから優勝を挙げていた。
残り3戦75ポイントのタイトル争いにおいて、ポイント獲得数が並んだ場合、優勝数が考慮されることから、アコスタがタイトルを獲得するには、ミサノで21ポイント差以上を加算する必要があり、6度目の優勝を挙げ、フォッジャが4ポイント以下、12位以下が条件となる。2位の場合は0ポイントが条件。2位以下なら第17戦アルガルヴェGPに持ち越しとなる。
2人のタイトル争いにおいて、最も警戒される存在は、総合4位のロマーノ・フェナティ。前回は今季初の転倒リタイアを喫したが、ポールポジションからファステストラップを連発し独走。圧倒的な速さと強さを誇示すれば、前回表彰台を獲得した地元勢、総合7位のニッコロ・アントネッリと総合10位のアンドレア・ミニョは今季初優勝を狙う。
総合3位のセルジオ・ガルシアは、前戦フリー走行1の転倒が原因で腎臓に血種が見つかったことから欠場を強いられたが、無事にスペインに帰国。順調に回復していることから復帰を予定。
日本勢は、前回10位の佐々木歩夢、14位の鳥羽海渡、15位の鈴木竜生、17位の山中琉聖、出場停止だった國井勇輝が上位進出、トップ10進出を目指す。
総合11位のデニス・オンジュは出場停止。レッドブル・KTM・テック3は、来季起用する16歳のスペイン人ライダー、ダニエル・オルガドを代替として招集。第13戦アラゴンGPの決勝レースで転倒リタイアした総合16位のガブリエル・ロドリゴは、左上腕骨の骨折が原因で今週末も欠場する。
『Moto3™クラス』の決勝レースは、10月24日現地時間11時00分、日本時間18時00分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。
タイムスケジュール
10月22日(金)
09時00分(16時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(20時15分): フリー走行2(40分間)
10月23日(土)
09時00分(16時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(19時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(20時00分): 公式予選2(15分間)
10月24日(日)
08時40分(15時40分): ウォームアップ走行(20分間)
11時00分(19時00分): 決勝レース(23ラップ)
過去の決勝レースリザルト
2021年サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ-ドライコンディション
優勝:デニス・フォッジャ(ホンダ)
2位:ニッコロ・アントネッリ(KTM)+0.565秒差
3位:アンドレア・ミニョ(ホンダ)+0.817秒差
2020年サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ-ドライコンディション
優勝:ジョン・マックフィー(ホンダ)
2位:小椋藍(ホンダ)+0.037秒差
3位:鈴木竜生(ホンダ)+0.232秒差
2020年エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニ-ドライコンディション
優勝:ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
2位:チェレスティーノ・ヴィエッティ(KTM)+0.036秒差
3位:小椋藍(ホンダ)+0.121秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:鈴木竜生(ホンダ)
2位:ジョン・マックフィー(ホンダ)+0.112秒差
3位:トニー・アルボリーノ(ホンダ)+0.201秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ロレンソォ・ダッラ・ポルタ(ホンダ)
2位:ホルヘ・マルティン(ホンダ)+0.058秒差
3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)+0.122秒差
2017年-ウェットコンディション
優勝:ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
2位:ジョアン・ミル(ホンダ)+28.594秒差
3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)+39.594秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+0.262秒差
3位:ジョアン・ミル(KTM)+1.416秒差