クアルタラロ、ストーナー以来16人目のチャンピオンになるか?

過去、軽中量級でタイトルを獲得せず、プレミアクラスでチャンピオンに輝いたのは15人

ヤマハのファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハに所属するファビオ・クアルタラロは、第16戦エミリア・ロマーニャGPでタイトル獲得に成功すれば、軽量級、中量級でタイトルを獲得せずに最高峰クラスでキャリア最初のタイトルを獲得した16人目のチャンピオンになる。

ヤマハ過去、プレミアクラスだけに参戦しタイトルを獲得したのは、15人中ワイン・ガードナーケビン・シュワンツミック・ドゥーハンニッキー・ヘイデンの4人。

11人は他のクラスに参戦経験があり、チャンピオンシップが初開催された1949年に初代王者に輝いたレスリー・グラハムは、当時『500cc』と『350cc』にダブル参戦。1957年王者のリベロ・リベラーティも当時『500cc』と『350cc』に参戦。

2代目王者のウンベルト・マセッティは、1952年にチャンピオンシップ史上初となる2度目のタイトルを獲得した後に『500cc』と『350cc』、『500cc』と『250cc』にダブル参戦。1976年から2連覇を達成したバリー・シーンは、『50cc』、『125cc』、『250cc』、『350cc』を経て1974年に『500cc』へ転向。

デビューシーズンの1978年にアメリカ人として初めてチャンピオンに輝いたケニー・ロバーツは、参戦1年目だけ『250cc』にも参戦。

1986年に最初のタイトルを獲得したエディ・ローソンは、1983年からのレギュラー参戦を前に、1981年に『250cc』に3戦だけ参戦した経験があり、1990年から3連覇を達成したウェイン・レイニーは、1988年からのフル参戦を前に、1984年に『250cc』にレギュラー参戦。2000年に史上初の親子制覇を果たしたケニー・ロバーツ・ジュニアは3年間中量級に参戦。

来季2022年シーズンにレギュラー参戦を予定する中で『Moto2™』または『Moto3™』でタイトルを逃したが、プレミアクラスでチャンピオンになる可能性があるのは、ジャック・ミラー、アレイシ・エスパルガロ、ミゲール・オリベイラ、アレックス・リンス、中上貴晶、ルカ・マリーニ、マルコ・ベツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、(レミー・ガードナーまたはラウール・フェルナンデェス)。

プレミアクラスだけでタイトルを獲得したチャンピオンリスト
レスリー・グラハム(1949)
ウンベルト・マセッティ(1950/1952)
リベロ・リベラーティ(1957)
バリー・シーン(1976/1977)
ケニー・ロバーツ(1978/1979/1980)
マルコ・ルッキネリ(1981)
フランコ・ウンチーニ(1982)
エディ・ローソン(1984/1986/1988/1989)
ワイン・ガードナー(1987)
ウェイン・レイニー(1990/1991/1992)
ケビン・シュワンツ(1993)
ミック・ドゥーハン(1994/1994/1995/1996/1997/1998)
ケニー・ロバーツ・ジュニア(2000)
ニッキー・ヘイデン(2006)
ケーシー・ストーナー(2007/2011)

Valentino Rossi, Fabio Quartararo, Red Bull Grand Prix of The Americas

 

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