ドゥカティが23年から電動二輪車の供給を開始

『MotoE™ワールドカップ』にシングルマニュファクチャーとしてエレクトロニクスバイクを供給

ドルナスポーツドゥカティは21日、第16戦エミリア・ロマーニャGPの開催地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリのプレスカンファレンスルームで、ドゥカティが『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』にシングルマニュファクチャーとして電動二輪車を2023年から2026年末までの4年間供給することを発表した。

クラウディオ・ドメニカリ(ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者)
「この合意は、我々の企業にとって歴史的な瞬間であることから大変誇りに思います。ドゥカティは常に将来に向けて焦点を合わせており、新しい世界に参入する度に、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮する製品の製造を目指します。」

「今回はエレクトロニクスパワートレインを長年研究してきたドゥカティにとって、競争の領域であるコントロールされた分野での開発が可能であることから、適切な時期での合意となりました。『MotoE™ワールドカップ』の全ての参戦者たちに、軽量化を実証した高性能のエレクトロニクスバイクを供給する必要があります。スポーツバイクの基本的な要素である重量の領域は最大の挑戦となるでしょう。軽量化されたバイクは、常にドゥカティのDNAであり、急速に進化するバッテリーの技術と化学的性質のおかげで、優れた結果を達成できると確信しています。」

「我々は世界中のサーキットで将来に焦点を当てた技術的なイノベーションとソリューションを試し、ドゥカティスタにとって、エキサイティングで望ましい製品を製造します。競争の世界で得た経験を大切にし、プロダクションバイクに転用できると確信しています。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「我々はドゥカティが『MotoE™ワールドカップ』のシングルマニュファクチャーになることを大変誇りに思います。素晴らしいレースの歴史を持ち、パドックで最も有名なメーカーの1つからのコミットメントを歓迎し、この新しい挑戦を一緒に取り組めることを光栄に思います。」

「我々は『MotoGP™』と『MotoE™』がモーターサイクル業界の革新と進化を推進し続けると同時にトラック上で素晴らしいショーを生み出すことで、将来がどうなるかを見極め、このテクノロジーが発展し成長するところを見続けたいと思っています。」

「さらに、『MotoE™ワールドカップ』の幕開けと成長において、重要な役割を果たしてくれたエネルジカに感謝します。この新しい時代に先駆けて、2022年に一緒にレースをする次のシーズンを楽しみに待ち、今の状況に到達するために計り知れない貢献をしてくれました。」

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、19日に開催初年度の2019年からエレクトロニクスバイク『Energica Ego Corsa(エネルジカ・エゴ・コルサ)』を供給している『Energica Motor Company(エネルジカ・モーター・カンパニー)』が開催4年目となる2022年シーズンがファイナルシーズンとなることを発表していた。

 

29.99ユーロで提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された第16戦エミリア・ロマーニャGPの全動画をオンデマンで配信