ドゥカティの３チーム、ドゥカティ・レーシング・チーム、ＢＫ８・グレシーニ・レーシング、ペルタミナ・エンドゥーロ・ＶＲ４６・レーシング・チームは、８月５日に１９９２年以来３３年ぶりにチャンピオンシップの開催日程に復帰したハンガリーＧＰの開催地となるバラトンパーク・サーキットで市販車を使用したテスト走行を実施。
ポイントリーダーのマルク・マルケス、総合２位アレックス・マルケス、総合３位フランチェスコ・バグナイア、総合５位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、総合１０位フェルミン・アルデグエルが６月２６日に当地で開催されたプライベートテストに参加したテストライダーのミケーレ・ピロのアドバイスを受け、チャンピオンシップ初開催地を走行。
第１１戦ドイツＧＰのティソ・スプリントで転倒した際に左肩を負傷したフランコ・モルビデリも参加。第１３戦オーストリアＧＰでの復帰に向け、ドゥカティが準備したパニガーレＶ４Ｓに乗り込み、周回を重ねた。
フランチェスコ・バニャイア
「バカンス明けにバイクに乗るのはいつも楽しい。トラックの第一印象は良好。レイアウトは非常に狭いのでシケインでは注意が必要だけど満足。ユニークで、今日はとても楽しい１日を過ごした。デスモセディチではまた違った展開になるけど、パニガーレで少しスライドさせながら、本当に楽しい時間を過ごした。」
マルク・マルケス
「ドゥカティ・コルセの全員と素晴らしい１日を過ごした。とても良かった。トラックのレイアウトは非常にユニークで、普通とは違う。普段とは少し違うライディングスタイルが要求され、ブレーキングと加速のゾーンが多くあることから、適応が必要。リズムに乗れば乗るほど、楽しさが増し、スピードを実感できるようになる。アスファルトの状態も非常に良く、サーキットは素晴らしい仕事をした。パニガーレでとても楽しかったけど、デスモセディチでレースをするのが本当に楽しみ。」
プレイベートテスト
６月２６日に当地で開催されたプライベートテストには、プレミアクラスに参戦する各メーカーのテストライダー、ポル・エスパルガロ、アウグスト・フェルナンデェス、ミケーレ・ピロ、ステファン・ブラドル、マッテオ・バイオッコが参加。ミシュランのタイヤテストに取り組みながら走行データを収集していた。
ハンガリーＧＰ
１９９０年と１９９２年にハンガロリンクで開催された後、新設のバラトンパーク・サーキットで８月２２日から２４日にシーズン１４戦目として３３年ぶりに開催。全長４０７５メートル。コーナー数は右７つ、左１０つの左回り。
スーパーバイク世界選手権は７月２５日から２７日に当地で第８ラウンドを開催。トプラック・ラズガットリオグルがポールポジションからレース１、スーパーポールレース、レース２で優勝を挙げていた。