新王者クアルタラロは史上最年少6番目のスピード戴冠

プレミアクラス全27人中16人が2回以上のタイトルを獲得、9人が連覇に成功

第16戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースで劇的な決着により、プレミアクラス28人目、ヤマハのライダーとして7人目のチャンピオンに輝いたファビオ・クアルタラロは、同時に史上最年少6番目となるスピード戴冠。27人中16人がタイトルを2回以上獲得したことから、ヤマハ史上最年少王者が今後も頂点に君臨する可能性が高い。

過去、初タイトルを獲得した翌年に連覇に成功したのは9人。史上最多となる8度のタイトルを獲得したジャコモ・アゴスチーニは、絶対王者として7年間連続して頂点に君臨すれば、ミック・ドゥーハンとバレンティーノ・ロッシは5年連続、マイク・ヘイルウッドは4年連続、ケニー・ロバーツとウェイン・レイニーは3年連続、フィル・リード、バーリー・シーン、マルク・マルケスは2年連続して王者の座を維持。

チャンピオンシップの歴史に名を刻んだレジェンドのウンベルト・マセッティ、ジェフ・デューク、ジョン・サーティース、フレディ・スペンサー、エディ・ローソン、ホルヘ・ロレンソは2年後に2度目のタイトルを獲得。前王者ジョアン・ミルは来季タイトル奪回を目指せば、ケーシー・ストーナーは4年後に再び王者に返り咲いていた。

史上最年少チャンピオンリスト
マルク・マルケス: 20歳266日(6タイトル)
フレディ・スペンサー: 21歳258日(2タイトル)
ケーシー・ストーナー: 21歳342日(2タイトル)
マイク・ヘイルウッド: 22歳160日(4タイトル)
ジョン・サーティース: 22歳182日(4タイトル)
ファビオ・クアルタラロ: 22歳187日(1タイトル)
バレンティーノ・ロッシ: 22歳240日(7タイトル)
ホルヘ・ロレンソ: 23歳159日(3タイトル)
ゲーリー・ホッキング: 23歳316(1タイトル)
ジョアン・ミル: 24歳75日(1タイトル)
ジャコモ・アゴスチーニ: 24歳87日(8タイトル)

『Moto3™ジュニア世界選手権』王者として、15歳から世界舞台への挑戦を開始したファビオ・クアルタラロは、2年間の『Moto3™クラス』、2年間の『Moto2™クラス』でタイトルを獲得できなかったが、3年目の最高峰クラスで頂点に到達。

過去、小排気量、中排気量でタイトルを獲得せず、プレミアクラスでチャンピオンになったのは15人。欧州出身では1982年のフランコ・ウンチーニ以来7人目。MotoGP™クラス』ではニッキー・ヘイデン、ケーシー・ストーナーに続く3人目となった。

 

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