『Moto2™クラス』プレビュー~最初のマッチポイント

18ポイント差のタイトル争い。7ヶ月前はフェルナンデェス1位、ガードナー1.9秒差3位

第17戦アルガルヴェGPは、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで11月5日に初日、7日に決勝レースを開催。前戦エミリア・ロマーニャGPで7位、9ポイントを稼いだポイントリーダーのレミー・ガードナーは、昨年11月の最終戦でポールポジションからキャリア初優勝、今年4月に1.968秒差の3位だった当地で、タイトル獲得に向けて初のマッチポイントを迎える。

前戦で今季3度目の転倒リタイアを喫した総合2位のラウール・フェルナンデェスは、軽量級のラストレースとなった昨年の最終戦でポールポジションから優勝、7ヶ月前には10番グリッドから中量級初優勝を挙げたトラックで、逆転を目指し、2011年にマルク・マルケスが樹立した新人の最多勝記録を更新する年間8勝目を追求する。

総合3位のマルコ・ベツェッキは、総合2位とのギャップが56ポイント差、総合4位とは41ポイント差。昨年の総合4位超えを目指せば、前戦で今季3勝目を挙げた総合4位のサム・ロウズは2年連続の総合3位を狙う。

総合8位の小椋藍は、第11戦オーストリアGPで初の表彰台を獲得してから9位、8位、7位、7位、9位。今週末は4番グリッドから転倒リタイアを喫した前回の反省を活かし、6戦ぶりの2度目の表彰台、4度目のトップ5入りを目指す。

今季からHRCのテストライダーを務める長島哲太は、今季2度目の負傷代役。1度目は21番グリッドから16位で完走すれば、昨年の最終戦では10番グリッドからポイント圏内の14位でフィニッシュ。

『Moto2™欧州選手権』にレギュラー参戦するポーランド人ライダー、ピオトル・ピエシエキルスキが今季3度目のワイルドカード参戦を予定。

『Moto2™クラス』の決勝レースは、11月7日現地時間14時30分、日本時間23時30分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。

タイムスケジュール
11月5日(金)
10時55分(19時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(24時10分): フリー走行2(40分間)
11月6日(土)
10時55分(19時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(24時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(24時35分): 公式予選2(15分間)
11月7日(日)
10時00分(19時00分): ウォームアップ走行(20分間)
14時30分(23時30分): 決勝レース(23ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2021年-ドライコンディション
優勝:ラウール・フェルナンデェス(カレックス)
2位:アロン・カネト(ボスコスクロ)+1.600秒差
3位:レミー・ガードナー(カレックス)+1.968秒差
2020年-ドライコンディション
優勝:レミー・ガードナー(カレックス)
2位:ルカ・マリーニ(カレックス)+1.609秒差
3位:サム・ロウズ(カレックス)+3.813秒差

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第17戦アルガルヴェGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅の生中継で配信