マルク・マルケス、最終戦欠場

二重に見える複視が原因でヘレス・サーキットで開催されるオフィシャルテストも欠場

レプソル・ホンダ・チームは9日、マルク・マルケスが今週末にサーキット・リカルド・トルモで開催される最終戦バレンシアGPと来週18日から2日間ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで予定されているオフィシャルテストに欠場することを発表した。

先月30日に通常のトレーニングとして取り入れているオフロードトレーニング中に転倒を喫して頭部を強打。大事を取って前戦アルガルヴェGPを欠場し自宅で休養していたが、ここ数日間で体調が悪化し、視力に問題が生じたことから、8日にスペイン・バルセロナ市内の病院で診察を受けていた。

ベルナト・サンチェス・ダルマウ眼科医
「外傷が発生した後の診察で複視が確認され、右上斜筋の関与を伴う第4右神経の麻痺が明らかになりました。臨床の進展を追跡するために、定期的な管理による保守的な治療が選択されます。 この4番目の右神経は、2011年にすでに負傷した神経です。」

2011年10月21日、第17戦マレーシアGPの初日に濡れた路面に滑って転倒した際に頭部を打ち、第4右脳神経の外傷性損傷が原因で右上斜筋の麻痺を引き起こし、右眼の視力喪失により残り2戦を欠場。2012年1月16日にサンチェス・ダルマウ眼科医による手術を受け、3月19日からヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催されたオフィシャルテストに参加。回復具合を確認すると、4月8日の開幕戦カタールGP決勝レースで2番グリッドから優勝を挙げていた。