２０２１年シーズンの最終戦バレンシアＧＰは、サーキット・リカルド・トルモで１１月１２日に初日、１４日に決勝レースを開催。プレミアクラスで３７２戦目、キャリア通算４３２戦目を迎えるバレンティーノ・ロッシが初参戦の１９９６年に始めた２６年間の現役生活に終止符を打つ。
ダニロ・ペトルッチのラストグランプリ
２０１１年にイタリア選手権でタイトルを獲得した後、２０１２年から参戦するダニロ・ペトルッチもレギュラーライダーとして最後のグランプリを迎え、チームメイトのイケル・レクオナは来季スーパーバイク世界選手権に転向することから、ホームでのラストレースを臨む。
マルク・マルケスは視力障害が原因で欠場
トレーニングアクシデントで頭部を強打したマルク・マルケスは、右眼の複視が原因で前戦アルガルヴェＧＰに続き、今週末のホームグランプリと来週１８日からのオフィシャルテストを欠場。
タイトル争い
ライダー部門は、ファビオ・クアルタラロのチャンピオン、フランチェスコ・バグナイアの総合２位、ジョアン・ミルの総合３位が決定。コンストラクター部門はドゥカティ、インディペンデントチーム部門はプラマック・レーシング、インディペンデントライダー部門はヨハン・ザルコ、『BMW M Award』はファビオ・クアルタラロがタイトルを獲得。
残るタイトル争いは、ドゥカティ・レノボ・チーム対モンスターエナジー・ヤマハのチーム部門。エネア・バスティアニーニ対ホルヘ・マルティンのルーキー・オブ・ザ・イヤー部門。フランチェスコ・バグナイア対ファビオ・クアルタラロのポール・トゥ・ポールズ部門。
オフィシャルテスト
１１月１８日から２日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでオフィシャルテストを開催。２０２１年シーズンに向けて本格的な準備が始まる。
シーズン１８戦目の『MotoGP™クラス』決勝レースは、１１月１４日現地時間１４時００分、日本時間２２時００分スタート。『motogp.com』ではフリー走行１から全セッションの生中継で配信。
タイムスケジュール
１１月１１日（木）
１６時００分（２４時００分）：バレンティーノ・ロッシのプレスカンファレンス
１７時００分（０１時００分）：プレスカンファレンス
１１月１２日（金）
０９時５５分（１７時５５分）： フリー走行１（４５分間）
１２時００分（２０時００分）： ファクトリーチーム代表者プレスカンファレンス
１４時１０分（２２時１０分）： フリー走行２（４５分間）
１１月１３日（土）
０９時５５分（１７時５５分）： フリー走行３（４５分間）
１３時３０分（２１時３０分）： フリー走行４（３０分間）
１４時１０分（２２時１０分）： 公式予選１（１５分間）
１４時３５分（２２時３５分）： 公式予選２（１５分間）
１７時００分（０２時００分）： 公式予選プレスカンファレンス
１１月１４日（日）
０９時４０分（１７時４０分）： ウォームアップ走行（２０分間）
１４時００分（２２時００分）： 決勝レース（２７ラップ）
１５時１０分（２３時１０分）： アフター・ザ・フラッグ
１５時２０分（２３時２０分）： チャンピオン写真撮影会
１５時４５分（２３時４５分）： 決勝レースプレスカンファレンス
２１時００分（０５時００分）： MotoGP™アワード
過去の決勝レースリザルト
２０２０年ヨーロッパ－ドライコンディション
優勝：ジョアン・ミル（スズキ）
２位：アレックス・リンス（スズキ）＋０.６５１秒差
３位：ポル・エスパルガロ（ＫＴＭ）＋１.２０３秒差
２０２０年バレンシア－ドライコンディション
優勝：フランコ・モルビデリ（ヤマハ）
２位：ジャック・ミラー（ドゥカティ）＋０.０９３秒差
３位：ポル・エスパルガロ（ＫＴＭ）＋３.００６秒差
２０１９年－ドライコンディション
優勝：マルク・マルケス（ホンダ）
２位：ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）＋１.０２６秒差
３位：ジャック・ミラー（ドゥカティ）＋２.４０９秒差
２０１８年－ウェットコンディション
優勝：アンドレア・ドビツィオーソ（ドゥカティ）
２位：アレックス・リンス（スズキ）＋２.７５０秒差
３位：ポル・エスパルガロ（ＫＴＭ）＋７.４０６秒差
２０１７年－ドライコンディション
優勝：ダニ・ペドロサ（ホンダ）
２位：ヨハン・ザルコ（ヤマハ）＋０.３３７秒差
３位：マルク・マルケス（ホンダ）＋１０.８６１秒差
２０１６年－ドライコンディション
優勝：ホルヘ・ロレンソ（ヤマハ）
２位：マルク・マルケス（ホンダ）＋１.１８５秒差
３位：アンドレア・イアンノーネ（ドゥカティ）＋６.６０３秒差