決勝レース:3人目の新人が今季初優勝

アコスタ、グエバラに続きアルティガスが初優勝。地元スペイン勢が4年ぶりに表彰台独占

最終戦バレンシアGP決勝レース(周回数:23ラップ)は14日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、リアにハードタイヤを選択した17番グリッドのチャビエル・アルティガスが2年前のデビュー戦(ワイルドカード)で3位表彰台を獲得した当地で競り勝って、17戦目で初優勝を飾った。

気温19度、路面温度19度のドライコンディションの中、10番グリッドのセルジオ・ガルシアは0.043秒差の2位。第11戦オーストリアGP以来6度目の表彰台を獲得すれば、23番グリッドのジャウメ・マシアは0.232秒差の3位に入り、4度目の表彰台を獲得。

スペイン勢が2017年11月の最終戦バレンシアGP以来4年ぶり16度目の表彰台を独占。

5番グリッドのフィリップ・サラッチと13番グリッドのデニス・オンジュは、トラックリミットが原因でロングラップペナルティが科せられたが4位と5位に進出。14番グリッドのステファノ・ネパ、3番グリッドのイサン・グエバラ、11番グリッドのカルロス・タタイ、9番グリッドのニッコロ・アントネッリ、26番グリッドの佐々木歩夢がトップ10入り。15番グリッドのジョン・マックフィーは11位。8番グリッドのロマーノ・フェナティは11番手でゴールしたが、最終ラップにトラックリミットを越えたことからポジションを1つ降格するペナルティが科せられて12位。

7番グリッドのデニス・フォッジャは0.819秒差の6番手でフィニッシュしたが、最終ラップにペドロ・アコスタと接触した行為により3秒を加算するペナルティが科せられて13位。

24番グリッドの鳥羽海渡は17位。4番グリッドのアンドレア・ミニョは、最終ラップの6コーナーで今季17度目の転倒を喫した後、最後まで走って18位。22番グリッドの山中琉聖は1ラップ目の4コーナーで転倒を喫した後、レースに復帰して19位。

6番グリッドのロレンソォ・フェロンと16番グリッドのダーリン・ビンダは、1ラップ目の4コーナーで転倒。代替として参戦した18番グリッドのジョエル・ケルソと21番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダは、5ラップ目に接触転倒。

20番グリッドの國井勇輝は、10ラップ目の14コーナーで転倒を喫した後、レースに復帰したがボックスに戻ってリタイア。2番グリッドの鈴木竜生は、18ラップ目の1コーナーで今季18度目の転倒。

ポールポジションのペドロ・アコスタは、最終ラップの2コーナーでデニス・フォッジャと接触して今季13度目の転倒を喫し第13戦アラゴンGPに続き2度目の転倒リタイア。

チャンピオンシップは、アコスタがチャンピオン、フォッジャが総合2位、ガルシアが総合3位を獲得。コンストラクター部門でKTMが2016年以来5年ぶり6度目のタイトルを獲得した。

RESULTS

 

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