オフィシャルテスト~フランチェスコ・バグナイアが総合1番手

中上、クアルタラロ、ザルコ、バスティアニーニ、リンス、エスパロガロ弟、ビニャーレス、ミル、ミラーがトップ10

『MotoGP™クラス』のオフィシャルテスト2日目、最終日は19日、スペインGPの開催地ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、フランチェスコ・バグナイアが42ラップ、2日間で計110ラップを周回してトップタイムをマーク。2020年7月の第3戦スペインGPフリー走行3で記録されたオールタイムラップレコード(1分36秒584)に接近する1分36秒872を刻み、2日間総合1番手に進出した。

ドゥカティ
14時の時点で気温21度、路面温度21度まで上昇。多方向から吹く風の影響を受けたドライコンディションの中、エアロボディ、エアインテーク、エキゾースト、ホールショットデバイスのテストプログラムを継続。

2022年型が供給されたヨハン・ザルコは、143ラップを周回して0.484秒差の総合4番手。ジャック・ミラーは、100ラップを周回して0.845秒差の総合10番手。12月に手術を受けることを明かしたホルヘ・マルティンは、95ラップを周回して1.280秒差の総合18番手。

2021年型に乗り換えたエネア・バスティアニーニは、76ラップを周回して0.530秒差の5番手。ルカ・マリーニは、114ラップを周回して1.153秒差の総合14番手。

ホンダ
肋骨と手首の痛みを抱え、体調が万全でないポル・エスパルガロは、2021年型に乗り込んで1番にトラックイン。2022年型に乗り換え、シャーシ、エンジン、エアロパッケージ、エアインテーク、エキゾーストのポジションを検証するテストプログラムに取り組みながら、データ収集に専念して2日間で91ラップを周回すると、0.624秒差の総合7番手。

2022年型が供給された中上貴晶は、104ラップを周回して0.800秒差の7番手だったが、初日のタイムで0.441秒差の総合2番手。アレックス・マルケスは、131ラップを周回して0.888秒差の総合11番手。

ヤマハ
2022年型と形状が異なる新しいフロントフェアリングが準備されたファビオ・クアルタラロは、141ラップを周回して0.452秒差の総合3番手。左膝が完治していないフランコ・モルビデリは、86ラップを周回して1.012秒差の総合12番手。アンドレア・ドビツィオーソは、111ラップを周回して1.157秒差の総合15番手。

スズキ
テストライダーのシルバン・ギュントーリと共に2022年型エンジンと電子制御を中心に新型スイングアーム、小型化されたエアロボデを検証。アレックス・リンスは、6コーナーで転倒を喫したが135ラップを周回して0.551秒差の総合6番手。ジョアン・ミルは、144ラップを周回して0.762秒差の総合9番手。

KTM
テストライダーのダニ・ペドロサと共に初日とは異なるエアロパッケージを検証。ブラッド・ビンダーは、11コーナーで転倒を喫したが112ラップを周回して1.070秒差の総合13番手。ミゲール・オリベイラは、130ラップを周回して1.213秒差の総合16番手。

アプリリア
来年2月に新車の投入が予定されているが、テストライダーのロレンソォ・サバドーリのサポートを得ながら異なるシャーシ、異なるエキゾースト、3タイプのエアロパッケージ、燃料タンクカバーを試すテストプログラムに取り組み、マーベリック・ビニャーレスは、最多154ラップを周回して0.750秒差の総合8番手。アレイシ・エスパルガロは、100ラップを周回して1.277秒差の総合17番手。

5人のルーキー
ライディングポジションを追求しながら、電子制御の学習を開始した新人たちの中でファビオ・ディ・ジャンアントニオは93ラップを周回して1.656秒差の総合19番手。ラウール・フェルナンデェスは112ラップを周回して1.819秒差の総合20番手。レミー・ガードナーは118ラップを周回して1.856秒差の総合22番手。マルコ・ベツェッキは115ラップを周回して2.440秒差の総合26番手。ダーリン・ビンダーは9コーナーで転倒を喫したが、104ラップを周回して3.069秒差の総合27番手だった。

オフィシャルテスト
1月31日~2月2日:セパン・インターナショナル・サーキット(シェイクダウンテスト)
2月5日~2月6日:セパン・インターナショナル・サーキット
2月11日~2月13日:マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット

Jerez MotoGP Official Test RESULTS

 

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