ノースアメリカ・タレント・カップが来季開催

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは２３日、『Road to MotoGP™』の大会として、『North America Talent Cup（ノースアメリカ・タレント・カップ）』が２０２２年から開催されることを発表した。

北米選手権の『MotoAmerica（モトアメリカ）』と『FIM MiniGP North America Series（ミニＧＰノースアメリカシリーズ）』のパートナーであるライズモトが提携を結び、プロモーターとして大会を主催。『ミニＧＰノースアメリカシリーズ』と『Moto3™ Junior World Championship（Moto3™ジュニア世界選手権）』、または『Red Bull MotoGP Rookies Cup（レッドブル・ルーキーズ・カップ）』の足掛かりとなることを目的に開催され、バイクはアプリリア、タイヤはダンロップを使用。

対象年齢は１３歳から１６歳。２０２３年には最低年齢が１４歳に引き上げられ、初年度の定員は２０人、２年目から２６人。

アマチュアナショナルシリーズとして全米各地で開催され、開幕戦は『MotoGP™世界選手権』アメリカズＧＰの併催が計画されている。

ロブ・ディングマン（北米連盟会長）
「ノースアメリカ・タレント・カップは、『モトアメリカ』の開発努力を完全に補完するものであり、北米の若いライダーたちの開発において重要な要素を提供します。」

ウェイン・レイニー（モトアメリカ代表）
「新しいノースアメリカ・タレント・カップは、アメリカを代表して国際的なレースへの参戦を熱望する多くの若いライダーたちの育成するという我々の目標に決定的に役立ち、これを実現させるために支援してくれたドルナ、アプリリア、ライズモトの協力を嬉しく思います。これは、ヤングライダーたちが成功を収めるために必要なツールを提供するように設定されたプログラムであり、才能の向上させることを保証します。４月のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでの最初のレース、９月のバーバー・モータースポーツ・パークでのシーズンファイナルが楽しみです。」

マッシモ・リボラ（アプリリア最高経営責任者）
「ノースアメリカ・タレント・カップは、将来のタレントを鍛える場として、モータースポーツの歴史を築いた技術者とライダーをトレーニングするというアプリリアのレース哲学を完全に反映しています。将来有望なアメリカの若いタレントたちが、パフォーマンスと容易な操縦性の組み合わせにより、ポケットバイクとハイホイールバイクの中間的の段階として大変人気が高い『RS 250 SP2』を走らせることを誇りに思います。新たなタレントが飛び出す楽しく教育的なレースが見られると確信しています。」

カルメロ・エスペレータ（ドルナスポーツ最高経営責任者）
「モトアメリカとライズモトと共に『Road to MotoGP™』の重要な新たな道が開かれる新しいプロジェクトを発表できることを嬉しく思います。初年度の『ミニＧＰワールドシリーズ』が信じられないほどの成功を収めたことにより、我々は世界中のヤングライダーたちがキャリアを進めるための最善の道を作り、『モトアメリカ』と共に新たにノースアメリカ・タレント・カップを立ち上げることに、これまで以上に取り組んでいます。」

「アプリリアのサポートにより、新たなメーカーが『Road to MotoGP™』のキープレイヤーとなり、全てのパートナーがシリーズの競争力と手ごろな価格を保証し、レースのキャリアを始めたい人たちのために、できる限り多くの障壁を取り除き、若い才能が輝ける最高のステージを確保します。」

『Road to MotoGP™』コンペティションリスト
『Moto3™ Junior World Championship（Moto3™ジュニア世界選手権）』
『Moto2™ European Championship（Moto2™欧州選手権）』
『European Talent Cup（ユーロピアン・タレント・カップ）』
『Red Bull MotoGP Rookies Cup（レッドブル・ルーキーズ・カップ）』
『Idemitsu Asia Talent Cup（イデミツ・アジア・タレント・カップ）』
『Honda British Talent Cup（ホンダ・ブリティッシュ・タレント・カップ）』
『Northern Talent Cup（ノーザン・タレント・カップ）』
『MiniGP World Series（ミニＧＰワールドシリーズ）』
『North America Talent Cup（ノースアメリカ・タレント・カップ）』