2022年シーズンのクルーチーフは?

プレミアクラスに参戦するレギュラーライダーたちの右腕的存在となるクルーチーフを紹介

DUCATI LENOVO TEAM
・ ジャック・ミラー/クリスチャン・ププリン
・ フランチェスコ・バグナイア/クリスチャン・ガバリーニ
2007年以来2度目のチーム部門を制覇したドゥカティのファクトリーチームは、2人のクリスチャンを継続。レジェンド、ケーシー・ストーナーと共に2度目のタイトルを獲得したクリスチャン・ガバリーニはフランチェスコ・バグナイアと4年目、クリスチャン・ププリンはジャック・ミラーと5年目を迎える。

Francesco Bagnaia, Ducati Lenovo Team, Grande Prémio Brembo do Algarve

PRAMAC RACING
・ ヨハン・ザルコ/マルコ・リガモンティ
・ ホルヘ・マルティン/ダニエレ・ロマニョーリ
2004年からドゥカティのサテライトチームとしてファクトチームに輩出する若手の育成に従事し、2018年以来3年ぶりインディペンデントチームのタイトルを獲得したプラマック・レーシングも体制を継続。

Jorge Martin, Pramac Racing, Gran Premio TISSOT de Aragón

GRESINI RACING
・ エネア・バスティアニーニ/アルベルト・ジリブオラ
・ ファビオ・ディ・ジャンアントニオ/ドナテッロ・ジョバノッティ
ドゥカティのサテライトチームとして再出発するイタリアンチームは、アンドレア・ドビツィオーソと長くコンビを結成していたアルベルト・ジリブオラが来季も継続してバスティアニーニをサポート。中量級でニコロ・ブレガとコンビを組んでいたドナテッロ・ジョバノッティがディ・ジャンアントニオと共に昇格。さらに、KTMで2年間、ブラッド・ビンダーとダニロ・ペトルッチをタッグを組んでいたセルジオ・ヴェルベーナを招集。

VR46 RACING TEAM
・ ルカ・マリーニ
・ マルコ・ベツェッキ
新規参戦チームは、ダビド・ムニョスとマッテオ・フラミニを招集。2018年にバグアイアと『Moto2™クラス』のタイトルを獲得した後、2020年から2年間バレンティーノ・ロッシのクルーチーフを務めたダビド・ムニョスは、プレミアクラス2年目を迎えるマリーニをサポート。中量級から昇格するベツェッキには、ロッシのデータエンジニアとして数々のタイトル獲得に貢献したフラミニを抜擢。クルーチーフとして初めて手腕を振るう。

Luca Marini, VR46 Racing Team, Jerez MotoGP™ Official Test

MONSTER ENERGY YAMAHA MOTOGP
・ ファビオ・クアルタラロ/ディエゴ・グベッリーニ
・ フランコ・モルビデリ/パトリック・プライマー
フランス人王者はプレミアクラスに昇格した2019年からコンビを組むディエゴ・グベリーニとの体制を継続。シーズン途中にファクトリーチームに昇格したモルビデリのパートナーには、オーリンズのサスペンションエンジニアとして、ヤマハのファクトリーチームを担当していたパトリック・プライマーが就任。シーズン途中からマーベリック・ビニャーレスとモルビデリをサポートしたシルヴァーノ・ガルブセラはテストチームに戻り、エステバン・ガルシアはKTMに再合流。

WITHU YAMAHA RNF MOTOGP TEAM
・ アンドレア・ドビツィオーソ/ラモン・フォルカダ
・ ダーリン・ビンダー/ノエ・エレーラ
前身のペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームが参戦を開始した2019年からのメンバーで、キャリア通算500戦を超える古豪ラモン・フォルカダがシーズン途中に加入したドビツィオーソのサポートを継続。クラスで最も経験が豊富な百戦錬磨の2人が新規参戦チームの中心となれば、軽量級から飛び級で昇格するビンダー弟には、レッドブル・KTM・アジョに所属してヤングライダーたちの能力を引き出すことに高い評価を受けるノエ・エレーラを抜擢。ドビツィオーソ&フォルカダのコンビと対照的な若い2人が揃ってプレミアクラスに初挑戦。

TEAM SUZUKI ECSTER
・ アレックス・リンス/ホセ・マヌエル・カゾー
・ ジョアン・ミル/フランチェスコ・カルチェディ
ライダー部門とチーム部門のタイトル奪回、そして、初のコンストラクター部門の制覇を目指すスズキは体制を維持。注目は1年前に離脱したダビデ・ブリビオの後任として新たにチームマネージャーを招集するか、2021年の体制を維持するかどうか。

RED BULL KTM FACTORY RACING
・ ブラッド・ビンダー/アンドレス・マドリード
・ ミゲール・オリベイラ/ポール・トレバサン
プロジェクトを立ち上げた当時から指揮を執っていたマイク・ライトナーの後任に注目が集まるが、ライダー&クルーチーフの体制は継続。

TECH 3 KTM FACTORY RACING
・ レミー・ガードナー/アレックス・メーハンド
・ ラウール・フェルナンデェス/ニコラス・グヨン
KTMとのコラボ4年目を迎えるテック3は、2人の新人を迎え、データエンジニアのアレックス・メーハンドが中量級王者レミー・ガードナーをサポート。ニコラス・グヨンはイケル・レクオナに続き、スペイン出身の若手、ラウール・フェルナンデェスとタッグを組む。

REPSOL HONDA TEAM
・ マルク・マルケス/サンティ・エルナンデス
・ ポル・エスパルガロ/ラモン・アウリン
マルク・マルケス&サンティ・フェルナンデスのコンビは、9年連続11年目。ホンダのエンジニアとして、2016年以降ダニ・ペドロサ、ジャック・ミラー、中上貴晶、ホルヘ・ロレンソ、アレックス・マルケスをサポートしいたラモン・アウリンはポル・エスパルガロと2年目を迎える。

Santi Hernandez, Marc Marquez, Repsol Honda Team_2021

LCR HONDA
・ アレックス・マルケス/クリストフ・ブルギニョン
・ 中上貴晶/ジャコモ・グイドッティ
2006年からホンダのサテライトチームとして活動するチームは、2人のライダーだけでなく、クルーチーフも継続起用。中上貴晶とジャコモ・グイドッティのコンビは4年目。

Takaaki Nakagami, LCR Honda, Red Bull Grand Prix of The Americas

APRILIA RACING
・ アレイシ・エスパルガロ/アントニオ・ヒメネス
・ マーベリック・ビニャーレス/ジョバンニ・マッタローロ
7年間に渡るグレシーニ・レーシングとのコラボを終了し、ファクトリーチームとして新たな時代を迎えるアプリリアは、軸となるアレイシ・エスパルガロとアントニオ・ヒメネスの体制を継続。シーズン途中にマーベリック・ビニャーレスが加入した際にシャーシエンジニアから昇格したジョバンニ・マッタローロがクルーチーフとしてキャリアを本格的に開始。

Maverick Viñales, Aprilia Racing Team Gresini, Misano MotoGP™ Official Test

 

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