2012(全18戦/優勝3人)
総合1位ホルヘ・ロレンソ:6勝
総合2位ダニ・ペドロサ:7勝
総合3位ケーシー・ストーナー:5勝
レギュラーライダー平均年齢26.6歳。優勝者3人の平均年齢25.3歳。
タイトル奪回を狙うホルヘ・ロレンソをタイトル連覇に挑んだケーシー・ストーナーが追走したが、突然の引退発表後に右足を負傷したことからタイトル争いから脱落。ダニ・ペドロサは自己最多となる年間7勝を挙げ、年間トップ3に進出した3人が優勝を分け合った。
2013(18戦/優勝4人)
総合1位マルク・マルケス:6勝
総合2位ホルヘ・ロレンソ:8勝
総合3位ダニ・ペドロサ:3勝
総合4位バレンティーノ・ロッシ:1勝
レギュラーライダー平均年齢26.7歳。優勝者4人の平均年齢26.5歳。
ケーシー・ストーナー引退の後任に指名された中量級王者マルク・マルケスが台頭。タイトル連覇に挑んだホルヘ・ロレンソが自己最多となる年間8勝を挙げ、2年間所属したドゥカティからヤマハに復帰したバレンティーノ・ロッシが45戦ぶりに優勝。『ファンタスティック・フォー』が年間トップ4に進出した。
2014(18戦/優勝4人)
総合1位マルク・マルケス:13勝
総合2位バレンティーノ・ロッシ:2勝
総合3位ホルヘ・ロレンソ:2勝
総合4位ダニ・ペドロサ:1勝
レギュラーライダー平均年齢27.1歳。優勝者4人の平均年齢27.5歳。
プレミアクラス2年目のマルク・マルケスが史上最年少となる開幕から怒涛の10連勝、年間最多優勝記録を突破する13勝を達成。
2015(18戦/優勝4人)
総合1位ホルヘ・ロレンソ:7勝
総合2位バレンティーノ・ロッシ:4勝
総合3位マルク・マルケス:5勝
総合3位ダニ・ペドロサ:2勝
レギュラーライダー平均年齢26.48歳。優勝者4人の平均年齢28.5歳。
3年連続してヤマハ対ホンダ、ホルヘ・ロレンソ、バレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサの四つ巴、『ファンタスティック・フォー』のバトルが展開され、2009年以来6年ぶりにヤマハの両雄がワンツーを独占。
2016(18戦/優勝9人)
総合1位マルク・マルケス:5勝
総合2位バレンティーノ・ロッシ:2勝
総合3位ホルヘ・ロレンソ:4勝
総合4位マーベリック・ビニャーレス:1勝
総合5位アンドレア・ドビツィオーソ:1勝
総合6位ダニ・ペドロサ:1勝
総合7位カル・クラッチロー:2勝
総合9位アンドレア・イアンノーネ:1勝
総合18位ジャック・ミラー:1勝
レギュラーライダー平均年齢26.6歳。優勝者9人の平均年齢27.2歳。
3年間続いた『ファンタスティック・フォー』の構造を打開したのは、ジャック・ミラー。雨による赤旗中断後のリスタートとなった第8戦TTアッセンで初優勝を挙げると、アンドレア・イアンノーネが第10戦オーストリアGP、カル・クラッチローが第11戦チェコGP、マーベリック・ビニャーレスが第12戦イギリスGPで初優勝、アンドレア・ドビツィオーソが第17戦マレーシアGPで131戦ぶりに優勝を挙げ、史上最多となる年間9人の優勝者が誕生。
2017(18戦/優勝5人)
総合1位マルク・マルケス:6勝
総合2位アンドレア・ドビツィオーソ:6勝
総合3位マーベリック・ビニャーレス:3勝
総合4位ダニ・ペドロサ:2勝
総合5位バレンティーノ・ロッシ:1勝
レギュラーライダー平均年齢26.8歳。優勝者5人の平均年齢29歳。
キャリアを通じて安定して上位に進出したアンドレア・ドビツィオーソが覚醒。自己最多となる年間6勝を挙げると、『ファンタスティック・フォー』の先陣を切っていたバレンティーノ・ロッシが第8戦TTアッセンで86勝目、キャリア通算115勝目を達成。
2018(18戦/優勝5人)
総合1位マルク・マルケス:9勝
総合2位アンドレア・ドビツィオーソ:4勝
総合4位マーベリック・ビニャーレス:1勝
総合7位カル・クラッチロー:1勝
総合9位ホルヘ・ロレンソ:3勝
レギュラーライダー平均年齢27.7歳。優勝者5人の平均年齢28.2歳。
『ファンタスティック・フォー』の一角、ダニ・ペドロサが2002年から続いていた優勝記録、デビューシーズンの2001年から続いていた表彰台を更新できずにレギュラーライダーから引退。ドゥカティ1年目に優勝を挙げられなかったホルヘ・ロレンソが2年目に3勝。
2019(19戦/優勝5人)
総合1位マルク・マルケス:12勝
総合2位アンドレア・ドビツィオーソ:2勝
総合3位マーベリック・ビニャーレス:2勝
総合4位アレックス・リンス:2勝
総合6位ダニロ・ペトルッチ:1勝
レギュラーライダー平均年齢26.9歳。優勝者5人の平均年齢26.6歳。
4年連続6度目のタイトル獲得を狙ったマルク・マルケスが19戦中12勝を挙げたが、『ファンタスティック・フォー』のもう1人の雄、ホルヘ・ロレンソが現役から引退。アレックス・リンスとダニロ・ペトルッチが初優勝。
2020(14戦/優勝9人)
総合1位ジョアン・ミル:1勝
総合2位フランコ・モルビデリ:3勝
総合3位アレックス・リンス:1勝
総合4位アンドレア・ドビツィオーソ:1勝
総合6位マーベリック・ビニャーレス:1勝
総合8位ファビオ・クアルタラロ:3勝
総合9位ミゲール・オリベイラ:2勝
総合11位ブラッド・ビンダー:1勝
総合12位ダニロ・ペトルッチ:1勝
レギュラーライダー平均年齢27.2歳。優勝者9人の平均年齢25.4歳。
新型コロナウイルスのパンデミックが原因で7月から11月までの短期決戦となったシーズンで、緒戦となった第2戦スペインGPでマルク・マルケスが負傷し長期欠場を強いられたことから、『ファンタスティック・フォー』が無敗に終わると、参戦1年目のブラッド・ビンダー、参戦2年目のファビオ・クアルタラロ、ミゲール・オリベイラ、ジョアン・ミル、参戦3戦目のフランコ・モルビデリが次々に初優勝を挙げ、僅か14戦で9人が優勝。優勝者の平均年齢がレギュラーライダーたちの平均年齢を1歳以上も下回ったのは2012年以来。
2021(18戦/優勝8人)
総合1位ファビオ・クアルタラロ:5勝
総合2位フランチェスコ・バグナイア:4勝
総合4位ジャック・ミラー:2勝
総合6位ブラッド・ビンダー:1勝
総合7位マルク・マルケス:3勝
総合9位ホルヘ・マルティン:1勝
総合10位マーベリック・ビニャーレス:1勝
総合14位ミゲール・オリベイラ:1勝
レギュラーライダー平均年齢26.45歳。優勝者8人の平均年齢24.8歳。
カル・クラッチローが現役から引退、アンドレア・ドビツィオーソが休止したことから、若手の躍進が加速。1年目のホルヘ・マルティンが第10戦スティリアGP、3年目のフランチェスコ・バグナイアが第13戦アラゴンGPで初優勝を挙げた中、負傷から復帰した『ファンタスティック・フォー』のマルク・マルケスが3勝を挙げた。
2022(21戦開催予定)
驚異的な記録を次々に打ち立てた42歳のバレンティーノ・ロッシが現役から引退。2勝を挙げた31歳のダニロ・ペトルッチがダカールラリーに転向。中量級から優勝争いを繰り広げてきた23歳のレミー・ガードナー、21歳のラウール・フェルナンデェス、22歳のマルコ・ベツェッキ、23歳のファビオ・ディ・ジャンアントニオが加入する来季のレギュラーライダーたちの平均年齢は、開幕戦カタールGPの時点で26.3歳(2008年の25.8歳に次ぐ史上2番目に若い平均年齢)。2020年に表彰台を獲得したヨハン・ザルコ、エネア・バスティアニーニ、ポル・エスパルガロの初優勝、年間最多優勝者数の記録更新に期待が高まる。
平均年齢は開幕戦/緒戦決勝レース時の年齢。