カル・クラッチローがテストライダーを継続

1年間の活動が評価され、2023年末まで『YZR-M1』の開発作業を先導する

ヤマハのファクトリーチーム『Monster Energy Yamaha MotoGP(モンスターエナジー・ヤマハ)』は31日、カル・クラッチローが2022年から2年間、テストライダーを継続すると発表した。

2020年11月の最終戦ポルトガルGPを最後に10年間のキャリアに終止符を打った後、ヤマハのテストライダーとして、『Yamaha Factory Racing Test Team(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・テスト・チーム)』に加入。テストに参加して、テストプログラムに取り組んだだけでなく、後半戦緒戦の第10戦スティリアGPから4戦に代役を務め、4戦連続して完走してデータを収集。

昨年、ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクターのリン・ジャービスは、クラッチローの継続起用を示唆。今回の発表で少なくても2023年末まで、テスト作業を続けることになった。

カル・クラッチロー
「これからの2年間、再びオフィシャル・テストライダーとして、モンスターエナジー・ヤマハと共に活動できることを嬉しく思う。全ての関係者が昨年からの良好な関係を継続することは理にかなっていると思う。再び100%を尽くそう。」

36歳のイギリス人ライダーは、セパン・インターナショナル・サーキットで開催中のシェイクダウンテストに中須賀克行、野左根航汰と共に参加。今週5日からのオフィシャルテストにも参加を予定する。

Yamaha Motor Co., Ltd_60th Grand Prix Racing Anniversary_Crutchlow_2021
Crutchlow_Rossi_Petronas Yamaha SRT_STY_2021
Cal Crutchlow, Monster Energy Yamaha MotoGP, Gran Premio TISSOT de Aragón

 

VideoPass(ビデオパス)』では、マレーシアとインドネシアで開催されるオフィシャルテストのコンテンツを配信