シェイクダウンテスト~マーベリック・ビニャーレスが走行開始

ヘレスでプライベートテストを実施したホンダのステファン・ブラドルもテストを開始

プレミアクラスシェイクダウンテスト2日目は1日、セパン・インターナショナル・サーキットで開催され、コンセッションの優遇措置を受けるアプリリアのマーベリック・ビニャーレスがテストを開始。11度のコースインで49ラップを周回すると、2分00秒台を3回記録した後、最終ラップに1分59秒833の1番時計を刻んだ。

 

1月26日から2日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施したステファン・ブラドルは、ホンダのテストチームと共にスペインから移動してきたが、ホンダ機を含めた機材がまだ到着していないことから、ポル・エスパルガロのツナギ、グローブ、ブーツを着用し、、プライベートテストとは別仕様で、11月のオフィシャルテストで試した1つの仕様のプロトタイプマシンで走行を開始。アップデートされたエキゾーストとテールユニットが搭載されていた。

ヤマハは新しいエアロボディをテスト。中須賀克行野左根航汰がテストプログラムを継続すれば、ドゥカティのミケール・ピロは、エアロボディの形状が異なる2台(1台のエアロボディは2021年型)に乗り込み、アプリリアのロレンソォ・サバドーリ、KTMのミカ・カリオも2台を使用して比較テストを継続。

中量級からの乗り換えに専従する新人勢の中では、マルコ・ベツェッキが初日からラップタイムを1.278秒更新し、ビニャーレス、ピロに続いて3番手に浮上。

初日1番手のラウール・フェルナンデェスは、最も効率的に適応する手段として、周回を重ねることに専念。初日の44ラップに続き、43ラップを周回すれば、トレーニングアクシデントが原因で右手首を骨折したレミー・ガードナーは、痛みを抱えながら幾つかの変更が功を奏し、バイクの感触が向上。ファビオ・ディ・ジャンアントニオは腹痛が原因でテストをキャンセルした。

シェイクダウンテストは明日、3日目最終日を迎え、2月5日からはオフィシャルテストが当地で開催。オフィシャルウェブでは、現地時間10時00分、日本時間11時00分から『ライブタイミング』を配信。日本時間18時30分からは『アフター・ザ・フラッグ』を生中継で配信する。

シェイクダウンテスト2日目非公式リザルト
マーベリック・ビニャーレス:1分59秒833
(2日目49ラップ)
マルコ・ベツェッキ:2分00秒565
(1日目38ラップ/2日目40ラップ)
ラウール・フェルナンデェス:2分00秒819
(1日目46ラップ/2日目55ラップ)
レミー・ガードナー:2分01秒177
(1日目42ラップ/2日目43ラップ)
ダーリン・ビンダー:2分01秒297
(1日目51ラップ/2日目48ラップ)
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ:2分02秒596(1日目タイム)
(1日目38ラップ/2日目走行なし)

オフィシャルテストベストラップ:1分58秒239(19年ダニロ・ペトルッチ)
ベストレースラップ:2分00秒606(15年ホルヘ・ロレンソ)
オールタイムラップレコード:1分58秒303(19年ファビオ・クアルタラロ)

Stefan Bradl, Honda Test Team, Sepang MotoGP Shakedown Test
Katsuyuki Nakasuga, Yamaha Test Team, Sepang MotoGP Shakedown Test
Kohta Nozane, Yamaha Test Team, Sepang MotoGP Shakedown Test

 

VideoPass(ビデオパス)』では、マレーシアとインドネシアで開催されるオフィシャルテストのコンテンツを配信