『Moto2™クラス』のオフィシャルテストは19日、第5戦ポルトガルGPの開催地、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで始まり、初日は昨年最高峰クラスを経験した中量級4年目のジェイク・ディクソンが3度目のセッションで初めての1番時計を記録し総合1番手に進出した。
強風に見舞われたドライコンディションの中、2年間スピードアップ機とボスコスクロ機を走らせた後、カレックス機に乗り換えたアロン・カネトが0.075秒差の総合2番手に進出。
2月上旬にトレーニングアクシデントが原因で左手第一中手骨を関節外骨折したアウグスト・フェルナンデェスは、16日からヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施した2日間のプライベートテストで回復具合を確認すると、初日は0.089秒差の総合3番手。
2日前のプライベートテスト2日目にトップタイムをマークしたペドロ・アコスタは、新人勢の最高位となる0.095秒差の4番手。そのプライベートテスト1日目に転倒を喫し、2日目の走行をキャンセルしたキャメロン・ボビエとフィリップ・サラッチは、初日は総合5番手と総合20番手。
2月に3度目のプライベートテストを実施し、2日前に参加者たちを圧倒するペースを刻んだ小椋藍は、1度目と2度目のセッションで35ラップを周回して0.386秒差の総合6番手。
負傷からの回復組では、昨年10月に左鎖骨を骨折したジョー・ロバーツが総合9番手。昨年11月のプライベートテストで左足のくるぶしを骨折したホルヘ・ナバーロは総合12番手。昨年9月に左肩を手術したロレンソォ・ダッラ・ポルタは総合17番手。
昨年9月の『MotoE™ワールドカップ』最終戦サンマリノ&リビエラ・デ・リミニ大会決勝レース1で他車との激突が原因で骨盤を骨折したアレッサンドロ・ザッコーネは総合16番手。昨年11月の『スーパースポーツ世界選手権』最終戦インドネシア大会後に脱臼癖のある右肩を手術したマヌエル・ゴンサレスは総合18番手だった。
中量級のオフィシャルテストは、21日まで開催される。
TEST RESULTS