『Moto3™クラス』のオフィシャルテストは19日、第5戦ポルトガルGPの開催地、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで始まり、初日は参戦8年目を迎える鈴木竜生が3度目のセッションで1番時計を記録。3度のセッションで合計49ラップを周回して総合1番手に飛び出した。
強風に見舞われたドライコンディションの中、参戦2年目のイサン・グエバラは0.131秒差の2番手。参戦3年目のデニス・オンジュは4番手。
昨年総合3位に進出したセルジオ・ガルシアは、2日前にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施したプライベートテスト2日目に体調を崩したことから欠場したが、走行を再開して7番手。
総合2位のデニス・フォッジャは、8日からヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施したプライベートテストで2日間連続して1番手に進出したが、16日から当地で予定していた2日間のプライベートテストは足の怪我を理由に欠場し、初日は胃腸炎が原因で欠場。
日本勢は、佐々木歩夢が42ラップを周回して10番手。鳥羽海渡は53ラップを周回して14番手。山中琉星は51ラップを周回して17番手。
新人勢では、出場最低年齢により、デビュー戦が第6戦スペインGPとなる15歳のダビド・ムニョスが0.283秒差の3番手。ディエゴ・モレイラは5番手、イバン・オルトラは9番手。『Moto3™ジュニア世界選手権』王者のダニエル・オルガドは、1月下旬に左脚の脛骨を骨折したが、16日からのプライベートテストで回復具合を確認した後、デビューシーズンに向けて本格的な準備を開始。
ホンダ・チーム・アジアからデビューするマリオ・アジは、昨年11月上旬にトレーニングアクシデントが原因で右脚の大腿骨を骨折したが、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施した2度のプライベートテストを経由してオフィシャルテストに参加。
インドネシア人ライダーのチームメイトであり、『イデミツ・アジア・タレント・カップ』王者の古里太陽は、2日前に実施したプライベートテスト2日目に転倒を喫した際に右足首を骨折。オフィシャルテストを欠場することになった。
軽量級のオフィシャルテストは、21日まで開催される。
TEST RESULTS