決勝レース:ベスティア、故ファウスト・グレシーニに捧げる初優勝

ブラッド・ビンダー&ポル・エスパルガロ表彰台獲得、ファビオ・クアルタラロ9位、中上貴晶10位

 

開幕戦カタールGP決勝レース(周回数:22ラップ)は6日、ルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出した2番グリッドのエネア・バスティアニーニが17ラップ目にファステストラップを刻んだ後の18ラップ目にトップに飛び出し、プレミアクラス19戦目で初優勝を挙げ、ドゥカティのサテライトチームとして新たな時代を迎えたグレシーニ・レーシングに勝利をもたらした。

KTMがカタールで初表彰台
気温23度、路面温度28度のドライコンディションの中、7番グリッドのブラッド・ビンダーは、スタートで3番手に浮上してホンダ勢を追走。19ラップ目に2番手に浮上し、0.346秒差の2位。KTMの過去最高位8位を大きく上回る初表彰台を獲得したが、14番グリッドのミゲール・オリベイラは、11番手走行中の11ラップ目1コーナーで転倒リタイア。

ポル・エスパルガロが3位表彰台獲得
6番グリッドのポル・エスパルガロは、1ラップ目にトップの座を奪い、レースの主導権を握ったが、18ラップ目と19ラップ目にポジションを落として1.351秒差の3位。昨年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来、ホンダ加入後2度目となる表彰台を獲得すれば、3番グリッドのマルク・マルケスは4.099秒差の5位。

16番グリッドの中上貴晶は14.967秒差の10位。18番グリッドのアレックス・マルケスは12番手走行中の10ラップ目1コーナーで転倒リタイア。

アプリリア、昨年から躍進する4位フィニッシュ
5番グリッドのアレイシ・エスパルガロは2.242秒差の4位。昨年の7位(5.990秒差)と10位(5.382秒差)を更新すれば、19番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは23.216秒差の12位。

スズキの両雄はトップ7
プレミアクラス50戦目を迎えた8番グリッドのジョアン・ミルは4.843秒差の6位。10番グリッドのアレックス・リンスは8.810秒差の7位。

バグナイアとマルティンが転倒リタイア
13番グリッドのヨハン・ザルコは、10.536秒差の8位。17番グリッドのルカ・マリーニは14位。4番グリッドのジャック・ミラーは7ラップ目にピットボックスに戻り、リタイアを決断。

9番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、9番手から8番手にポジションアップを狙った12ラップ目の1コーナーで転倒。ポールポジションのホルヘ・マルティンを巻き込み、2人がリタイア。

昨年2連勝のヤマハの最高位は9位
昨年の開幕戦カタールGPと第2戦ドーハGPで連勝したヤマハだったが、11番グリッドのファビオ・クアルタラロは10.536秒差の9位。12番グリッドのフランコ・モルビデリは16.712秒差の11位。20番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは14位。

新人勢の最高位は?
4人のルーキーが15位争いを展開。22番グリッドのレミー・ガードナーがポイント圏内に進出すれば、24番グリッドのダーリン・ビンダーは16位。21番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは17位。23番グリッドのラウール・フェルナンデェスは18位。

15番グリッドのマルコ・ベツェッキは、新人勢の最高位となる13番手を走行していた7ラップ目に転倒リタイア。

第2戦インドネシアGP
1997年以来25年ぶりの開催に向け、ロンボク島に建設された新設サーキット、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで初開催。3週間前にオフィシャルテストが実施された後、再舗装を中心とした工事が進行中。2週間後の3月18日に初日、19日に公式予選、20日に決勝レースが行われる。

RESULTS

 

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