『Moto3™クラス』プレビュー~三つ巴の争いとなるか?

日本勢3人、鳥羽海渡、鈴木竜生、佐々木歩夢が優勝、表彰台争いに挑戦

第4戦アメリカズGPは、今週末にサーキット・オブ・ジ・アメリカで開催。先週末の前戦アルゼンチンGPで今季初優勝を挙げたセルジオ・ガルシアが昨年10月に当地で開催されたフリー走行1の転倒が原因で腎臓を打撲傷したことから欠場を強いられたが、今週末は総合1位としてライバルたちの挑戦に受けて立ち、ヨーロッパラウンドを前にアドバンテージの拡大を目指す。

ポイントリーダーに挑戦するのは、2戦連続表彰台を獲得した総合2位デニス・フォッジャとトップ走行中に技術的な問題が原因でリタイアを強いられた総合3位イサン・グエバラ。赤旗中断となった昨年のレースでは、グエバラが初優勝を挙げ、フォッジャが2位を獲得。

3位のジョン・マックフィーは、トレーニングアクシデントで椎骨を骨折したことから3戦連続の欠場。チームは『ジュニア世界選手権』にレギュラー参戦を予定するスペイン人ライダー、ダビド・サルバドールを代替として招集。

3人の日本勢もポイントリーダーに挑戦。粘り強い走りで総合4位に進出する鳥羽海渡、新天地で調子が上向いてきた鈴木竜生、今季初表彰台を獲得した佐々木歩夢が優勝、表彰台に挑む。

6人と共に注目を集めるのは、昨年危険行為で出場停止の罰則が科せられた総合5位デニス・オンジュ、2戦連続の転倒リタイアで総合6位に後退したアンドレア・ミニョ、新天地で頭角を現してきた総合7位カルロス・タタイ、新人ながらトップグループでバトルを展開する総合8位ディオゴ・モレイア。

開幕戦から3戦連続してポイント圏内に進出する山中琉星は、トップグループに挑戦。参戦2戦目となる古里太陽は、素早くトラックに適応し経験を積む。

決勝レースは10日14時30分、日本時間の11日04時30分にスタート。

過去のリザルト
2021年
優勝: イサン・グエバラ(ガスガス)
2位: デニス・フォッジャ(ホンダ)
3位: ジョン・マックフィー(ホンダ)
2019年
優勝: アロン・カネト(KTM)
2位: ジャウメ・マシア(KTM)
3位: アンドレア・ミニョ(KTM)
2018年
優勝: ホルヘ・マルティン(ホンダ)
2位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)
3位: マルコ・ベツェッキ(KTM)
2017年
優勝: ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
2位: ホルヘ・マルティン(ホンダ)
3位: ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)
2016年
優勝: ロマーノ・フェナティ(KTM)
2位: ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)
3位: ブラッド・ビンダー(KTM)
2015年
優勝: ダニー・ケント(ホンダ)
2位: ファビオ・クアルタラロ(ホンダ)
3位: エフレン・バスケス(ホンダ)
2014年
優勝: ジャック・ミラー(KTM)
2位: ロマーノ・フェナティ(KTM)
3位: エフレン・バスケス(ホンダ)
2013年
優勝: アレックス・リンス(KTM)
2位: マーベリック・ビニャーレス(KTM)
3位: ルイス・サロン(KTM)

タイムスケジュール
4月8日(金)
10時55分(24時55分): フリー走行1(40分間)
15時10分(05時10分): フリー走行2(40分間)
4月9日(土)
10時55分(24時55分): フリー走行3(40分間)
15時10分(05時10分): 公式予選1(15分間)
15時35分(05時35分): 公式予選2(15分間)
4月10日(日)
10時10分(24時10分): ウォームアップ走行(10分間)
14時30分(04時30分): 決勝レース(27ラップ)

 

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