16歳のスペイン人ライダーにプレミアクラス昇格の提示

『Moto2™欧州選手権』チャンピオンとしてレギュラー参戦を開始したフェルミン・アルデグエルに複数のメーカーとチームが打診

スピードアップから中量級にレギュラー参戦する16歳のスペイン人ライダー、フェルミン・アルデグエルのパーソナルマネージャー、エクトル・ファウベルは7日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで国際中継のインタビューに応え、プレミアクラスの2メーカーからオファーを受けたことを明かした。

「現時点で多くの可能性があります。オファーを聞きますが、我々は落ち着いています。彼はまだ若いです。2つのメーカーからオファーを受け、全てのサテライトチームから接触がありました。」

「来年は『Moto2™クラス』に参戦します。もう1年経験を積む必要があることから、彼と一緒に継続参戦することを決めました。」

「クレイジーでした。エナジードリンク、ヘルメット、グローブ、ブーツ、ツナギなど多くのスポンサーから連絡をもらいました。誰もがフェルミンを起用することを希望します。彼は来年初参戦する誰よりも1歳年下であることから、多くの関心を生み出しています」と説明。

2020年に初参戦した『Moto2™欧州選手権』の併催大会『ストック600』で全11レース中7度の優勝と3度の2位でタイトルを獲得した後、翌年に『Moto2™欧州選手権』に転向すると、オープニングレースから9連勝の快挙を達成してチャンピオンに輝き、ダブル参戦した『MotoE ワールドカップ』では総合9位に進出。

所属先のスピードアップから負傷代役して、第5戦イタリアGPにデビューすると、ホンダ製のエンジン(600cc)からトライアル製のエンジン(765cc)を搭載したボスクスクロに初試乗したが、バイクだけでなく、初めて訪れたムジェロ・サーキットにも素早く順応して、15番グリッドから12位。16歳55日でポイント圏内に進出したことから、『Moto2™クラス』の史上最年少ポイント獲得の記録を打ち立てた。

最終戦バレンシアGPまで『Moto2™欧州選手権』元王者ヤリ・モンテッラの代役として8戦に参戦。7戦で完走を果たし、第13戦アラゴンGPでは7位に進出。

昨年10月23日、2021年から所属するスピードアップとの間で2022年から3年契約を締結。今シーズンからレギュラー参戦を開始すると、開幕戦カタールGP16位、第2戦インドネシアGP7位、第3戦アルゼンチンGPでは、フリー走行1、フリー走行2、公式予選2、ウォームアップ走行で連続1番手に進出。

2005年にレジェンド、ホルヘ・ロレンソが樹立したポールポジションの史上最年少記録(18歳31日)を16歳332日で更新。決勝レースでは2番手走行中に1番手と接触し転倒リタイアを喫した。

Fermín Alderguer, MB Conveyors SpeedUp, Gran Premio Michelin® de la República Argentina

 

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